アルバルク東京ユースが育成世代の栄養をサポートする新たな取り組み

株式会社Antwayが運営する手作りおかずの宅配サービス「つくりおき.jp」は、プロバスケットボールクラブ「アルバルク東京」の育成チームに向けた栄養サポートを2025年7月29日から開始します。このプロジェクトは、成長過程にあるアスリートたちが直面する「栄養不足」や「家庭の料理負担」の問題を解決するために立ち上げられました。

取り組みの背景

成長期にあるアスリートたち、とりわけ中高生選手にとって、練習後の栄養補給は非常に重要な要素となります。身体の成長と競技力の向上を促すためには、適切なタイミングでの栄養摂取が欠かせません。しかし、実際には多くの家庭が抱える課題として、親が料理をする気力を失ったり、毎日のメニュー作りに頭を悩ませたり、栄養バランスへの不安が挙げられます。これらの声は、つくりおき.jpの調査結果から明らかになりました。

- 親が疲れて作る気力が出ないという意見が52%と高い結果
- メニュー作りが煩わしいと感じる家庭も51%
- 栄養のバランスが心配という声も42%

特にアルバルク東京ユースは練習が深夜に及ぶことが多く、選手たちが練習後にすぐ栄養を補給できない環境にありました。このような背景から、練習終了直後に温かく栄養価の高い食事を提供することが求められ、今回の取り組みが実現したのです。

栄養サポートの概要

このプロジェクトでは、選手たちが練習後30分以内に温かい食事を摂れるよう工夫されています。具体的な内容は次の通りです。

- 提供開始日: 2025年7月29日
- 提供場所: トヨタ府中スポーツセンター（アルバルク東京ユース練習会場）
- 提供内容: 練習後すぐに食べられる冷蔵の惣菜セット「つくりおき.jp」
- 提供体制: 管理栄養士が監修し、選手たちに直接配送

このサービスを利用することで、選手たちは帰宅を待たずして栄養バランスの取れた食事をその場で摂取できるようになります。また、家庭での料理負担が軽減されることで、親子のコミュニケーションの時間も増えることが期待されます。

参加選手の声

選手たち自身もこの取り組みに対して高い期待を寄せています。中学2年生の伊藤昊太選手は、「練習後の食事がおにぎりだけだったのが、今では主菜と副菜が加わって体の成長に寄与していると実感しています」と話します。また中学3年生の小山蒼日選手は、食事が楽しみになったと述べ、「こうした栄養豊富な食事を続けて、Bリーガーとしての身体をつくりたい」と意気込みを語っています。