親子で楽しむ防災体験！在宅避難力を高めるサバイバルイベント

2023年3月26日、東京都内で親子参加型イベント「子どもと学ぶ在宅避難！おうちのサバイバル体験」が開催されました。このイベントは、株式会社オープンハウスグループと一般社団法人デイリーストックアクション（DSA）が共催し、企業の協力を得て実現しました。参加者は20組45名で、皆が防災の基本知識を楽しく学べる機会となりました。

イベントの目的と背景

このイベントは、「耐災力」を高めることをテーマにしており、災害時に家族の命を守る力を育むことを目的としています。日本は地震が頻発する国であり、政府は在宅避難を推奨しています。最近の調査によると、30年以内に首都直下型地震が70％の確率で発生する可能性が指摘されています。そうした中、家庭での防災力を高める必要性が非常に重要となっています。

イベントの内容

1部：おうちで今からできる防災・減災

イベントの始まりは、基礎知識を学ぶことからスタートしました。地震時に避難所に逃げるべき行動について、ソフトバンクの「スマホ避難シミュレーション」を通じてクイズ形式で学ぎました。参加者は、避難の際に取るべき行動を選択しながら、皆でアイデアを出し合いました。

その後、耐災力を鍛えるためのキーワード「セーフティーゾーン」「在宅避難」「ローリングストック」について説明され、実際に日常生活に取り入れるつもりで深く理解できるような内容でした。

2部：耐災力を鍛えよう！サバイバル・クイズクエスト

座学の後は、体験型パートに進みました。参加者は3つのグループに分かれて、それぞれのブースでの体験を通して防災の知識を深めました。

- ブースAでは、セーフティーゾーンの確認と防災グッズの置き場所について、具体的なアドバイスが提供されました。家族で協力してどこが安全な場所かを確認し、大変盛り上がりました。

- ブースBでは、常温保存食品を使った簡単な料理のデモンストレーションが行われ、普段の食事に取り入れられるアイデアが紹介されました。参加者からは、「おいしくてびっくり！」という声が上がり、これなら家庭に取り入れやすいと感じた様子です。

- ブースCでは、在宅避難用セットの紹介とともに、防災トイレの設置体験が行われ、参加者は実際に手に取り、その重要性を理解することができました。

参加者からの感想

イベント終了後、参加者に行ったアンケートでは、満足度が100％という素晴らしい結果になりました。「体験型のイベントは楽しかった」や「今すぐにでも家庭で取り組みたい」との熱い反響が寄せられました。これからも、家庭での防災教育の重要性が認識され、実践されていくことが期待されます。

今後の取り組み

このイベントを通じて、親子での防災知識の習得が変わりゆく日本の防災文化にどれほど寄与できるかという観点が生まれています。未来のために、家庭での耐災力向上を目指す活動が続けられ、さらなるイベントが期待されます。防災は決して一度きりのことではなく、常に身近にある意識の一部として育て続ける必要があります。ぜひ、次回のイベントにもご参加ください！