チクマEPD取得!
2025-06-27 11:46:47

チクマが衣料品業界初、EPD環境ラベルを取得!新たな環境プロジェクト始動へ

チクマ、衣料品業界初のEPD環境ラベル取得



株式会社チクマが、環境負荷を定量化した新たな環境プロジェクトを開始しました。この度、チクマが取得したEPD(環境製品宣言)環境ラベルは、衣料品業界で初めてのことです。この取得によって、チクマが扱うアルファピア事業部の新商品であるマリークワントの製品に関して、環境への配慮をより具体的に示すことが可能になります。

繊維産業と環境問題の現状



近年、温室効果ガスによる地球温暖化や海洋汚染など、環境問題の深刻さが増しています。繊維産業においても、衣類の大量廃棄や製造過程における二酸化炭素の排出がクローズアップされ、これらの課題に対する解決策がますます求められています。チクマはこれを受け、製品の環境負荷を「見える化」することで、未来に向けたサステナビリティの実現を目指しています。

EPDとは何か



EPDは「Environmental Product Declaration」の略で、日本語では「環境製品宣言」と訳されます。それは製品の環境負荷を定量的に示す公式な文書で、国際基準であるISO14025に基づき、第三者によって検証されることによって信頼性が担保されています。このラベルは製品のライフサイクルにわたる環境への影響(原材料の調達から廃棄まで)を評価し、その結果を消費者や企業に開示することで、透明性を高めます。さらに、消費者はEPDラベルを持つ製品を選ぶことで、環境に優しい選択肢をより容易に見つけることができるようになります。

環境意識の変化



最近の消費者行動においては、環境への配慮がますます重視されるようになってきました。気候変動に対する意識の高まりに伴い、SDGs(持続可能な開発目標)に沿った企業の取り組みや、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)などへの参加が求められる行動が各所で見受けられます。これにより、企業の取り組みが環境意識の高い消費者によって支持される状況が生まれています。

チクマの取り組み



チクマは1903年の創業以来、環境への配慮を欠かさず様々な施策を展開してきました。特に1995年に開設した「環境推進室」では、ユニフォームのリサイクルに取り組み、使用済みのPETボトルを繊維に再利用した製品を導入しています。また、2004年には『広域認定制度』の第一号企業として認定され、2014年からは官民一体型のリサイクル事業をスタートし、累計1,910万点の衣服リサイクルを達成しました。「ユニフォームをゴミにしない」という理念のもと、環境への配慮を常日頃から意識しています。

これからの展望



チクマは2024年に「服育」20周年を迎えるなど、今後も環境問題に対して積極的な姿勢を持ち続けます。また、EPD環境ラベルの取得によって、さらなる顧客満足を追求し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。チクマの行動が、他の企業のモデルにもなり、衣料品業界全体がより環境意識を高めていくことが期待されます。これからのチクマの活動から目が離せません。


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