舞台の魔法、ミュージカル『薔薇王の葬列』の魅力とキャスト紹介
シリーズ累計発行部数が200万部を超える人気作品、菅野文の『薔薇王の葬列』がついにミュージカルとして舞台に登場します。2013年から2022年にかけて「月刊プリンセス」で連載されていたこの歴史ファンタジー漫画は、2014年からアニメ化もされ、多くのファンに愛されています。物語は、中世イングランドの薔薇戦争を背景に、リチャードという少年の苦悩と運命を描いています。
物語の概要
物語の舞台は、白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家が王座をめぐって争う時代。この時、ヨーク家の三男リチャードは、特異な運命を背負っています。彼は男女二つの性を持って生まれており、そのため母親からは偏見を受ける一方、父親からは深い愛情を注がれます。リチャードの願いは、父であるヨーク公が王冠を手に入れること。しかし、この願いがイングランドの運命を大きく変えることになります。
戦争の激化の中で、リチャードは一人の青年ヘンリーと出会います。彼との交流を通じて、リチャードは自分の運命と向き合うことになりますが、この出会いが全ての始まりであることを彼はまだ知りません。
ミュージカル版の魅力
この度、新たに上演されるミュージカル版では、舞台を通じてその壮大な物語がどのように表現されるのか、期待が高まります。作品の演出には、経験豊富な児玉明子が携わり、脚本は日月立、作曲は鎌田雅人が担当します。また、総合演出と振付も良知真次が手がけることで、演技力の高いキャスト陣とのコラボにより、見る者を魅了する演出が期待されます。
豪華キャスト陣
- - リチャード役には、宝塚歌劇団出身の飛龍つかさ。彼の繊細かつ力強い演技により、リチャードの苦悩が深く表現されることでしょう。
- - ヘンリー役をWキャストで演じるのは、ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のRIKUと冨岡健翔。二人の異なる個性が、リチャードとの関係性をより一層魅力的に描き出します。
- - アン役は小田えりな、エドワード王太子役はダンス&ボーカルグループ「XY」のKANJI、エドワード役は舞台で人気の山田ジェームズ武など、他にも多彩なキャストが揃い、物語を彩ります。
公演情報
2025年4月19日から27日まで、東京のこくみん共済 coop ホールで開催されるこのミュージカル。チケットはすでに注目されており、S席が12,000円、A席が9,000円で販売されます。公式サイトやリリース情報を通じて、先行販売は2025年3月24日から始まりますので、気になる方は早めのチェックが必要です。
さらに、上演と同時期には池袋のキャラウムカフェで『薔薇王の葬列』のコラボカフェも開催予定で、ファンには嬉しいイベントが目白押しです。ミュージカルの世界観を楽しむと同時に、コラボカフェで特別な体験を味わうことができそうです。
まとめ
ミュージカル『薔薇王の葬列』は、その物語の奥深さと豪華キャスト、巧妙な演出によって、観客を魅了することでしょう。今年の春、ぜひともその目で確かめてみることをお勧めします。次世代の舞台芸術として、新たな歴史を創り出す1ページを共に witness しませんか?