瑞浪市の高校生が生んだ『オール米(マイ)ティ』
岐阜県瑞浪市の高校生たちが考案した新商品、『オール米(マイ)ティ』が、8月18日の「米の日」に合わせてデビューします。この新特産品は、地元の米を使った万能タレ。ごはんにかけるもよし、おかずの味付けとしても使える逸品です。その名前には「すべての料理に合う」という意味が込められ、学生たちのユーモアと情熱が感じられます。
ミライ創ろまい課の使命
瑞浪市役所に属する「ミライ創ろまい課」は、地域住民の魅力向上や課題解決に取り組む高校生チームです。今年度で4年目を迎え、3つの高校から83名の生徒が参加。地元の資源を活かしながら、新たな特産品開発にも挑戦しています。
開発の背景
「オール米(マイ)ティ」の開発のきっかけは、瑞浪市の地名の由来に立ち返ったことです。「瑞々しい稲穂が美しい風景を作る」という瑞浪市の魅力を反映させたく、学生たちはお米を中心にした洗練された製品作りに挑みました。地元の日本料理のシェフの協力も得ながら、試行錯誤の末にこの新しいタレが誕生しました。
特徴ある味わい
味付けは地元ソウルフードの五平餅にヒントを得て、懐かしの「甘じょっぱい」風味を基に構築されました。多くの試食を重ねた結果、米を味わう「佃煮」から進化を遂げたのです。その結果、揚げ物やパスタにも合う“万能タレ”として、新しい食文化を提案します。
地元産の米の魅力
『オール米(マイ)ティ』には、瑞浪産の米が使用されています。開発の過程では、田植えや稲刈りの体験にも参加し、深い愛着が育まれました。市内の試食イベントでは、若者の目線が光り、さまざまな使い方が提案されましたが、特に和風パスタとの相性が好評で、食材の可能性を感じさせます。
市民とのコラボレーション
料理人として30年以上のキャリアを持つ日本料理きん魚の永井氏は、米を使った商品開発に携わったことについて、「瑞浪市のソウルフードにしたい」という願いを学生たちから受け取り、初めての試みに挑戦しました。家庭での自由なアレンジができる商品との意識で、地元の味を楽しんで育てて欲しいと語ります。
商品概要と発売日
『オール米(マイ)ティ』は500円(税込)で、2025年8月20日より販売予定です。販売場所は、日本料理きん魚ときなぁた瑞浪などで展開を予定しています。今後のさらなる展開にも注目です。
地元の魅力と若い感性が結集したこの特産品は、瑞浪市に新たな風を吹かせることが期待されています。『オール米(マイ)ティ』を通じて、瑞浪市の美味しさと学生たちの挑戦をぜひ感じてみてください。