「やめる美容」の新たな視点
近年、ヘアケアやスキンケア市場が活況を呈する一方で、頭皮や肌のトラブルがますます増えているという皮肉な現実があります。福岡県福岡市を拠点に活動するEZUKARIMO株式会社は、そんな背景から「やめる美容」という新しい試みをスタートしました。このプロジェクトは、過剰なケアや消費を前提とした現代美容のあり方を見直すことを目指しています。
増え続ける頭皮トラブル
美容市場は充実を見せ、様々な商品や情報が溢れる一方で、実際の悩みは増加しています。「洗いすぎ」「ケアしすぎ」が逆に肌や頭皮の負担になっているのではないかという疑問を、現役美容師のハマダカズエが提起しています。彼女が感じるのは、「ちゃんとしているのに楽にならない」というお客様の声。特に、毎日洗髪しているのに髪がベタつく、敏感肌用を選んでも改善しないなどの悩みが美容室でよく聞かれます。
「やめる美容」のコンセプト
ハマダカズエが提唱する「やめる美容」は、ただの美容法ではなく、何を足していくのかではなく、何をやめるのかを考える価値観そのものです。現代美容は、常に「不足しているから足す」「不安だから補う」といった考え方に支配されています。増え続ける情報と商品に惑わされ、必要以上のケアを続けてきた結果、心も体も疲弊しているのです。
本来の状態に戻る
実は、人の肌や髪は本来、自らを整える力を持っています。しかし「洗わないと不潔」「何もしないと危険」といった固定観念がその力を奪っています。「やめる美容」では、そうした美容の常識を疑い、心地よさを取り戻す手助けをすることを目指します。
今後の取り組み
EZUKARIMO株式会社では、今後湯シャンを推奨する個別サポート体制を整えたり、湯シャンに対応可能なサロンの普及を進めたりする計画です。顧客が安心して選べる環境を提供し、頭皮トラブルを根本から解決するための新しい価値観を普及させることを目指しています。
書籍『やめる美容のススメ』
この考え方をより多くの人に広めるために、ハマダは『やめる美容のススメ』という書籍も執筆しました。この本では、「ちゃんとしているのに楽にならない」という疑問を深掘りし、現代美容の常識を覆す視点を提供しています。読者が自身の日常や選択を見直し、自己感覚を取り戻せるきっかけとなることを期待しています。
結論
美容市場が拡大する中で、頭皮トラブルが増える理由は、過剰なケアにあるのかもしれません。「やめる美容」を通じて、本当に必要なケアを見つけ出し、心地よい状態を取り戻していく、その旅の第一歩を踏み出してみませんか?