Nakamichiスピーカー評価
2025-12-31 19:38:45

Nakamichiの新スピーカー「Krystal Sound Station」試作ユニット評価結果発表

Nakamichiスピーカー「Krystal Sound Station」の試作ユニット音響特性評価



新年の挨拶と共に、Nakamichiが誇る平面磁界型スピーカー「Krystal Sound Station」の試作ユニット音響特性評価を公開しました。このプロジェクトは、GREEN FUNDINGにて多くの支援を受け、累計支援額が11,418,000円を超えました。

評価の目的と対象


評価は、150mmの平面磁界型プッシュプル駆動スピーカーユニットを対象とし、筐体構造やDSP処理を含まず、スピーカーユニット単体の性能を確認するために実施されました。具体的な評価項目には、インピーダンス特性、周波数応答、歪率特性が含まれており、測定範囲は可聴帯域である約20Hzから20kHzです。

評価結果


インピーダンス特性


出たデータでは、可聴帯域全体にわたって大きなピークは見られず、約4Ωを中心に安定した特性が示されました。共振の兆候もなく、非常に安定した電気的特性が確認されました。

周波数応答


周波数応答測定では、約1kHzから8kHzの中高音域において、±3dB以内の安定した応答を示しました。これは、人の声を含む音域で均一な音圧を保ちつつ、安定した再生特性を実現していることを示しています。特に10kHz以上の高音域でもエネルギーが維持され、明瞭さが際立っていました。

歪率特性


歪率測定では、200Hz以上の中高音域において総合歪率が非常に低く抑えられていることが判明。また、100Hz以下の低音域では駆動時に歪率が上昇する傾向が見られましたが、中高音域の特性の良さは際立っていました。

店頭展示情報


現行の展示は「Krystal Sound Station」を実際に体感できる貴重な機会となっています。展示会場は蔦屋家電 二子玉川店。その期間は2025年12月23日から2026年1月22日まで、営業時間は10:00から20:00です。

技術的背景


このユニットは、わずか0.006mmの極薄PET振動膜と高磁力のネオジム磁石を使用し、均一な駆動力を実現。こうした構造により、非線形歪みを抑えつつ、安定した応答特性が得られています。

今後の展望


今回のデータに基づいて、Nakamichiは製品化に向けた開発を進める意向です。今後も技術情報や取り組みを随時発信していく予定です。音楽愛好者の皆さんは、ぜひ注目してください。


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