シャボン玉石けんがサステナビリティへの熱意を認められて大賞受賞
企業の持続可能性が注目される中、無添加石けんで知られる著名企業、シャボン玉石けん株式会社が、サステナグロースカンパニーアワード2025において最優秀賞を受賞したことが、業界内外で大きな話題を呼んでいます。今回は、この受賞にまつわる背景やシャボン玉石けんの取り組みについてご紹介します。
受賞の背景と企業理念
シャボン玉石けんは、福岡県北九州市に本社を構え、「健康な体ときれいな水を守る。」という理念のもとに、無添加石けんの製造・販売を行ってきました。持続可能な社会の実現を目指し、地域の良さを最大限に生かす製品作りを続けています。
この受賞は、約12,000社の中から選ばれたものであり、多くの中小企業に期待されるサステナビリティのモデルとなる企業として認識されたことを意味します。特に、環境負荷の低減やDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが高く評価されました。
受賞式の様子
2023年8月21日に行われた表彰式では、株式会社船井総研ホールディングスの代表取締役社長、中谷貴之氏よりトロフィーが贈られ、シャボン玉石けんの代表取締役社長、森田隼人氏が登壇しました。森田社長は、無添加石けんの歴史について語り、そこに込められた想いを表現しました。
「1974年のまだ環境意識が進んでいなかった時代に、当社は合成洗剤から無添加石けんへとシフトしました。これを実現するために、先代が持った決意から始まりました。現在までの道のりは、体や環境に優しい製品を提供することへの挑戦でした。」と森田社長は振り返ります。
社会課題への取り組み
シャボン玉石けんは無添加石けんの普及とともに様々な社会課題にも取り組んでいます。たとえば、地域と連携した『島まるごと無添加石けん生活プロジェクト』では、特に環境への影響を調査し、実際に水質改善に成功しました。このプロジェクトは、自然環境に優しい製品の効果を示す重要なモデルケースとなっています。
また、香料や着色料に敏感な方々への啓発活動も行っており、製品の安全性の徹底を図っています。「健康被害のない社会を目指す」という理念を具体的な行動として実現している点が、受賞に結びついたのです。
今後の展望
森田社長は受賞について、「今回の受賞は私たちの今までの努力が認められた結果であり、これからもさらに