よみきかせ絵本大賞
2025-10-02 16:38:57

子どもたちの宝物を育む「みんなのよみきかせ絵本大賞」の魅力

「子どもたちの宝物を育む『みんなのよみきかせ絵本大賞』の魅力



最近、絵本の重要性が再認識されており、子どもたちの成長に寄与する活動が増えています。特に、生活協同組合コープみらいが主催した第1回「みんなのよみきかせ絵本大賞」は、その取り組みの一環です。このイベントでは、絵本を通じて子どもたちの想像力や感性を育てることを目的としています。授賞式は10月1日に東京都内で行われ、特に保育園の園児たちとのオンラインでの交流が印象的でした。

絵本の力を実感する瞬間



埼玉県越谷市にある「社会福祉法人遍照会 東大沢保育園」では、授賞式に参加した作者たちに対し、園児たちの喜びの声が届けられました。大賞受賞作『ニンジンジン』に対する感想は、「ニンジンジンが大きくなるところが楽しかった」というもので、実際によみきかせを行ったことで、絵本に対する期待が膨らんだようです。また、保育士の方も「たくさんの絵本が届いて嬉しかった」という気持ちを語り、家庭でのコミュニケーションを育む一助になったと強調しました。

このように、絵本は子どもたちにとっての宝物です。「好きな絵本に出会えた時に、子どもたちがその絵本を手放さず大切にする姿を見ると本当に嬉しい」と保育士は語ります。

「みんなのよみきかせ絵本大賞」の趣旨



この絵本大賞は、絵本の読み聞かせが好きな人々が、自らの選び抜いた絵本を通じて、未来を担う子どもたちに何かを伝えたいという願いから生まれました。イベントは「園児さんと先生でえらぶ」部門と「絵本大好きさんがえらぶ」部門に分かれており、各地の保育施設に新刊絵本を送り、実際によみきかせを行って反応を楽しむという独自の選考プロセスを取っています。

大賞に輝いた作品は、園児さんと先生が選んだ『ニンジンジン』(作者:キューライス)と、一般から選ばれた『だるまさんが』(作者:かがくいひろし)です。どちらの作品も、絵本の楽しさを存分に味わえる内容となっており、読む人々を笑顔にします。

絵本の寄贈で広がる可能性



コープみらいからは、全国の生協と協力し、合計996施設に絵本を寄贈しました。この中には千葉県館山市の「館山市元気な広場」も含まれ、寄贈式では多くの親子が参加しました。子どもたちが自分の好きな絵本を自ら選んで読む姿は、絵本がもたらす喜びを感じさせます。ある母親は「絵本は高価なものも多いので、こうした公共施設で借りられるのは本当にありがたい」と話し、施設に新しい絵本が増えることを喜んでいました。

絵本を通じた未来の架け橋



コープみらいは、絵本を通じたつながりやコミュニケーションの場を提供すると共に、2024年までの「ビジョン2035」に掲げた目標に向かって未来の子どもたちに向けた笑顔あふれる社会の実現を目指しています。絵本はそのための大切な媒体であり、子どもたちの心を豊かにするための一助になっています。

このように、「みんなのよみきかせ絵本大賞」や絵本の寄贈は、単なるイベントに留まらず、豊かな心を育むための大きな第一歩であると言えるでしょう。これからも、その活動の広がりを注目し続けたいですね。


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