京都祇園の夏茶寮
2025-08-04 18:03:13

夏の涼を感じる、京都・祇園『手紙茶寮「のこす。」』の特別体験

心の中の手紙を書く体験ができる場所



京都・祇園の「西来院」にて、2025年8月1日から17日まで特別公開される『手紙茶寮 「のこす。」』。ここでは、心の中の思いを手紙に綴り、静かな時間を楽しむための特別な場が設けられています。そして、来場者が味わえるのは、株式会社鶴屋吉信が提供する和菓子「本蕨 抹茶」。

この「手紙茶寮」では、日常の喧騒を離れ、涼やかな空間で爽やかなひとときを過ごすことができるのです。特にお盆の時期、先祖や大切な人と穏やかな対話を促す時間を提供し、「手紙行」という新しい形の祈りを体験することができます。手紙行は、何かを書き、とらわれから解放されることで心を整える行為です。

「手紙茶寮」の意味するもの



「手紙茶寮」は、仏教での写経や念仏のように、書くことで心のバランスを取り戻す意義があります。他の誰かに宛てた言葉を綴ることで自分自身と向き合い、言葉を残すことで新たな発見や理解が促されるのです。

会場となる「西来院」は、鎌倉時代に建てられた由緒ある寺院で、地域文化を支えるための特別公開は今回が初めてとなります。住職の思いから生まれたこのプロジェクトは、歴史ある文化への関心を高めることを目指しています。

和菓子の魅力



来場者は、鶴屋吉信の「本蕨 抹茶」を味わうことができ、これは特にこの茶寮用に作られた一品です。「本蕨」は、稀少な蕨粉を使用し、ぷるっとした食感が特徴。宇治抹茶の香りとともに、夏の暑さを和らげてくれるような涼しい味わいが広がります。

空間演出とコラボレーション



この茶寮の空間演出は、次世代の伝統演出家として注目を浴びる西井将哉氏の手によるもの。彼は、時代劇で使われる小道具や美術装飾を取り入れたデザインを行い、書くためのブースを設置。また、京都染元しょうび苑の暖簾が飾られ、参加者は伝統と現代が融合した美しい環境で手紙を書くことができます。

特別体験



体験の後には「本蕨 抹茶」と、祇園辻利から特別に提供される冷煎茶を楽しむことができます。そして、手紙茶寮「のこす。」の売上の一部は、持続可能な文化財保護のために寄付されるため、参加すること自体が文化を支えることにもつながります。

開催概要



  • - 開催日時: 2025年8月1日(金)〜 8月17日(日) 10:00 - 17:00(特殊日: 8月8日〜10日は13:00まで)
  • - 開催場所: 西来院、京都府京都市東山区小松町590
  • - 拝観料: 大人500円 / 中高生300円 / 小学生以下無料

この特別な夏の体験を通じて、心に寄り添う時間を過ごしてみませんか?和菓子と手紙という、静かな文化を楽しむ一時が待っています。


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