オルビスの環境活動が反映された新たなベンチ
オルビス株式会社は、大阪・関西万博の話題の一つとして、スキンケア容器から再生したプラスチックを使用したベンチを設置しました。この取り組みは、ポーラ・オルビスグループによる省資源とリサイクルの努力の一環です。
再生プラスチックを使用したベンチの実証実験
会場に設置されたこのベンチは、オルビスの人気スキンケアシリーズ『オルビスユー』や『アクアフォース』のローションボトルから派生した再生プラスチックを活用しています。目的は、来場者が直接ベンチを利用し、再生プラスチックの可能性を感じてもらうこと。これは、ポーラ化成工業が進める化粧品由来の再生プラスチック加工技術の実証実験でもあります。
デザインの工夫と触覚的な体験
ベンチのデザインは、先進的なプロトタイピング手法を駆使しているVOID株式会社とのコラボレーションで実現しました。デザインには、オルビスの独自の化粧品クリームや、肌の構造をイメージした要素が取り入れられ、視覚的にも触覚的にも訪れる人々の興味を引くよう工夫されています。このように、単なる座るためのベンチではなく、「触れてみたくなる」デザインを目指しています。
環境に優しい木材の採用
さらに、ベンチの基盤には、「甲州市・オルビスの森」からの間伐材が使用されています。この森は、オルビスが20年以上にわたって環境保全活動を行っている場所で、持続可能性に配慮した木材を選定プロセスに基づいています。このように設置されたベンチは、大阪・関西万博のトイレ施設「島の蜃気楼」の周辺に位置し、訪問客が自由に使用できるようになっています。
オルビスのサステナブルな取り組み
オルビスは1987年からの長い歴史の中、ビューティー事業を通じて社会的な環境問題の解決を追求してきました。特に、資源の浪費を抑える商品の開発には力を入れており、簡易包装や容器のリサイクルプログラムにもいち早く着手しています。2023年には体験特化型施設『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』での使用済み容器回収を開始し、さらなるリサイクルの実践が期待されています。
まとめ
今回のベンチ設置は、オルビスの環境への取り組みの新たな一歩を示しており、訪問者にとっても「サステナブル」な選択についての気づきを与える機会となるでしょう。ぜひ、大阪・関西万博でその独自のデザインと環境への優しさを体感してみてください。