日本女子大学でのファッション業界キャリアデザイン特別講義
2025年6月24日、日本女子大学の被服学科にて、ファッション業界におけるキャリアデザインをテーマにした特別講義が行われました。この講義には、ファッション人材紹介の先駆者である株式会社iDAがキャリアコンサルタントを務め、また特別講師として「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」の人事担当者を迎えました。
ファッション業界を知る貴重な機会
この講義は、学生達がファッション業界の全体像とキャリアパスを理解することを目的としており、参加した学生たちにとって貴重な機会となりました。講師には、TOMORROWLANDの人事部から小熊貴恵氏と秋葉南都樹氏を招き、ファッション業界の構造や職種について実体験を交えた話が展開されました。
1. ファッション業界の構造
講義では、ファッション業界がどのように成り立っているのかについて詳細に解説されました。具体的には、企画やデザインから生産、流通、販売までの各プロセスがどのように連携しているかを学び、ブランド価値を高めるための協働の重要性を理解することができました。一連の流れを把握することで、学生達はファッション業界への理解を深めることができたのです。
2. 多様な職種について
次に、ファッション業界の職種にもスポットライトが当てられました。デザイナーやパタンナー、MD(マーチャンダイザー)、バイヤー、販売スタッフ、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)、EC担当、広報・PR、生産管理など、業務内容や求められるスキルが紹介されました。これにより、学生たちは自身の興味や適性を考えながら、将来の職業選択におけるインスピレーションを得ることができました。
3. 株式会社トゥモローランドの魅力
講義の中では、TOMORROWLANDの企業理念や事業内容にも触れられました。同社は日本国内で多くのオリジナルブランドの企画・製造・販売を手がけるだけでなく、海外ブランドのセレクトにも力を入れています。また、新たな取り組みとして、ブランドの美学を融合させたホテル「Casa CABaN HAYAMA(カーサ キャバン 葉山)」を2025年冬に開業予定であることも紹介され、ブランドの進化を感じさせる内容となっていました。
講師からのメッセージ
秋葉南都樹氏は、学生たちの真剣な姿勢から未来への可能性を感じ、自身が受講生だった当時の思いを基に、分かりやすく伝えることを心掛けたと述べました。また、小熊貴恵氏も、現場から得た多くの学びが、学生たちの今後に反映されることを願うメッセージを伝えました。
学生の反応
受講生からは好評の声が寄せられ、特にブランドの裏側や商品の背景にある努力や情熱を知ることで、アパレル業界への興味が深まったとの感想が多くありました。進路選択を考える上でのヒントを得ることができたという意見もあり、この講義が学生たちの未来を形作る大きな一歩となったことを物語っています。
今後も、iDAによるこのような教育プログラムが続くことで、次世代のファッション業界を担う人材が育成されることを楽しみにしています。