新作絵本『ほしがりやのクジラ』の誕生
2025年3月27日、株式会社トゥーヴァージンズより待望の新作絵本『ほしがりやのクジラ』が発売されます。本作は、世界中で350万部以上を売り上げ、43の言語に翻訳された人気絵本シリーズの第4弾です。著者はイギリスのレイチェル・ブライト、イラストを手がけるのはジム・フィールドです。さらに、俳優の宮沢氷魚さんが初めて翻訳を担当し、多くの注目を集めています。
あらすじ
物語の主人公は、心の中に空虚感を抱えるクジラのハンフリーです。広大な海の底に住む彼は、自分を満たすものを探す冒険へと旅立ちます。さまざまな物を集めるものの、心はいつも満たされず、さらなる幸せを求めてさまよう日々が続きます。
ところが、ある日彼が美しいサンゴ礁を発見します。魅力的な物で溢れかえったサンゴ礁を前に、すべてを手に入れたいと願うハンフリーの前に、ひときわ小さなカニが現れます。このカニは、「本当に欲しいものは何か?」と問いかけ、ハンフリーの心の奥に秘められた本当の願望に触れます。この出会いをきっかけに、彼は物質的な幸せではなく、もっと深い心の豊かさに気づく旅を繰り広げるのです。
宮沢氷魚の思い
この絵本を翻訳した宮沢氷魚さんは、自身の訳者コメントで「しあわせってなんだろう。考えてもなかなか答えは出ない...でも、この物語に描かれるしあわせが好きだ」と語っています。彼自身が大切に思う「しあわせ」についての答えを模索しながら、翻訳されるこの作品は、多くの読者にとって心の糧となることでしょう。
書籍情報
『ほしがりやのクジラ』は、上製版であり、サイズはA4変形(210mm×260mm×9mm)。全32ページ、オールカラーで、価格は1,760円(税込)となっています。ISBNは978-4-86791-045-0です。
また、この絵本シリーズには、既刊として『ライオンのこころ』や『のんびりやのコアラ』、さらには『おかえり、オオカミ』などもあり、どれも好評を博しています。レイチェル・ブライトとジム・フィールドが手掛けた絵本は、幼い子どもたちだけでなく、大人にも勇気や感動を与える作品となっています。ぜひ、これらの絵本を手に取って、その深いメッセージを感じてみてはいかがでしょうか?
まとめ
新作『ほしがりやのクジラ』は、心の幸せを求める冒険が描かれており、宮沢氷魚さんの言葉を通じて、多くの人々に感動を与えることでしょう。この春、書店で手に取ることを楽しみにしていてください。心に響く物語が、あなたを待っています。