アヲハタが始める新たな挑戦
広島県竹原市に本社を置くアヲハタ株式会社が、2025年11月よりジャム工場の電力を完全に再生可能エネルギーに切り替えることを発表しました。この画期的な取り組みは、約1,700トンのCO2排出量削減を見込むことができるとされ、地球環境への配慮を一層深めるものです。
環境への影響と今後の目標
アヲハタは、2024年度の時点で2013年度比29.3%という大幅なCO2排出量削減を達成しています。この成果は、継続的な省エネルギー投資や効率化の努力によるもので、特に注目されるのが2024年11月にジャム工場に設置予定の太陽光発電設備です。これにより、年間約50トンのCO2排出量が削減される見込みです。
太陽光パネルの効果は、発電による環境への貢献だけではありません。これらのパネルが工場の屋根に設置されることで、直射日光が遮られ、室内温度の上昇を抑える役割も果たし、空調にかかるエネルギーの削減にもつながります。
地域との連携
アヲハタは、地域と積極的に協力しながら環境に配慮した活動を進めています。2025年2月には広島県が推進する「CHANCE」に加盟し、CO2削減とカーボンリサイクルの促進を目的とした協議会に参加しています。産学官の連携を活かし、持続可能な社会の実現に向けた研究や開発を積極的に行い、社会実装を図っています。
キユーピーグループの一員として
アヲハタは、キユーピー株式会社のグループ会社としても知られています。キユーピーグループ全体では、2030年度までに2013年度比で50%以上のCO2排出量削減を目指しています。これにより、より持続可能な社会の実現を目指し、環境負荷低減に取り組む姿勢を強化しています。
フルーツで幸せを届けるために
アヲハタは、「フルーツで世界の人を幸せにする」というビジョンのもと、ジャムや冷凍フルーツなどのフルーツ加工品を通じて、フルーツを日常に取り入れることを推進しています。また、環境に対する責任ある選択を積極的に実践し、再生可能エネルギーの導入、省エネルギー設備の活用、そして地域との連携による環境活動において、より持続可能な社会の実現に向けて努力しています。
これからのアヲハタの取り組みから目が離せません。持続可能な未来を創るために、私たちもその動きに注目し、日々の選択を考えていきたいですね。