再生可能エネルギー普及に貢献するRE Bridgeの最新オークション結果
デジタルグリッド株式会社が提供するコーポレートPPAマッチングプラットフォーム「RE Bridge」は、再生可能エネルギーの普及を目指して運営されています。このプラットフォームは、発電家と需要家との効率的なマッチングを促進するために、オークション形式で毎回価格合意を形成して商談を行っています。
「RE Bridge」とは?
「RE Bridge」は、再生可能エネルギーの利用拡大を目的とした革新的なプラットフォームです。2023年7月から運用が開始され、入会金や年会費が無料であるため、多くの企業が参加しています。このプラットフォームは、再生可能エネルギーの発電者とそれを必要とする需要者を結びつける重要な役割を果たしています。
第4回オークションの結果
最近行われた第4回オークションでは、以下のような結果が報告されました。
- - 需要家会員数: 39社
- - 発電家会員数: 57社
- - 発電所登録数: 158件
- - DC容量: 339MW
また、発電家が希望したPPA価格の平均値は15.3円/kWhでしたが、需要家が提示した希望価格と取得FIP単価も合わせて発表されています。これにより、双方にとって魅力的な取引が成立しています。
これまでのオークションの推移
「RE Bridge」では、これまでに4回のオークションが実施されており、それぞれの結果は印象的です。以下に各回の顕著なデータをまとめました:
オークション回 | 需要家数 | 発電家数 | 発電所登録数 | DC容量 (MW) | 発電家希望PPA価格 (円/kWh) |
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第1回 | 11社 | 18社 | 52件 | 98 | 15.0 |
第2回 | 21社 | 24社 | 80件 | 230 | 15.5 |
第3回 | 27社 | 38社 | 103件 | 259 | 14.7 |
第4回 | 39社 | 57社 | 158件 | 339 | 15.3 |
このように、参加者数や発電所の登録数が増え、着実に成長を遂げています。特に第4回オークションでは、過去最多の需要家と発電家が参加し、再生可能エネルギーへの関心の高まりが伺えます。
今後の展望
来る2025年4月から5月にかけては、第5回オークションが予定されています。「RE Bridge」は、今後も再生可能エネルギーの取引を促進し、持続可能なエネルギー社会の実現に向けて邁進していくことでしょう。
まとめ
「RE Bridge」は、企業が再生可能エネルギーを導入するための重要なマッチングプラットフォームとして多くの期待を寄せられています。このプラットフォームを通じて、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた一歩が踏み出されていることに注目が集まっています。環境に優しいエネルギー利用の推進へ向けて、この動向から目が離せません。