新ブランド「つばめと風」
2025-05-13 11:05:17

兵庫県丹波篠山の地から美味しさを届ける新たな洋菓子ブランドの誕生

地元の名産を生かした新しい挑戦



兵庫県丹波篠山に本社を構えるギフトショップ「キクヤ株式会社」は、2025年3月に新たな洋菓子ブランド「つばめと風」を立ち上げました。これは、地域の名産品である丹波黒と丹波栗を使用したタルト菓子を提供する試みで、これまでのギフト・葬祭業から新たな領域へと挑戦しています。

丹波黒の魅力を伝えたい



丹波篠山は大粒の黒豆が知られ、その由来はなんと300年以上前まで遡ります。しかし、近年では黒豆の収穫量が減少し、地域名産品の存続が危ぶまれています。キクヤでは、この現状を受けて、黒豆を原料にした加工品の卸売を始めたり、名産品に対する理解を深める取り組みが進められています。例えば、黒豆の枝豆としての人気が高まる一方で、実際の黒豆の収穫量は減少してしまっています。このような地域の課題を認識しながら、名産品の価値を再発見し、守っていくことを目指しています。

持続可能な商品開発



タルトの開発にあたり、キクヤでは黒豆の風味を生かす方法にこだわりました。甘さと豊かさが調和した製品を作るために、豆の風味が強すぎないよう工夫し、一般的な洋菓子としての美味しさを追求しています。実際に、他社にもサンプルを作ってもらったことがあったものの、製造条件が合わずに苦労をしてきました。しかし、今回の協力関係を経て、条件が整い、ついに商品化が実現したのです。

新ブランド「つばめと風」の世界観



ブランドの名前「つばめと風」は、丹波篠山の自然を象徴しています。爽やかな風に乗って飛び回るつばめの姿から、地域の素朴さや美味しさを連想させる名付けです。また、デザインにもこだわり、可愛らしいイラストを採用することで、これまで黒豆を購入したことがない層に対してもアプローチしています。さらに、製品のパッケージデザインにも特徴があります。つばめを描いたイメージをあしらった化粧箱は、ただの商品としてではなく、贈り物ともなるための気配りを反映しています。

今後の目指すべき道



新ブランドの立ち上げを経て、キクヤでは丹波篠山からより多くの美味しさを届けられるよう、引き続き商品開発と販売に努めていきます。異なる業界での販路拡大は難しい部分もありますが、このブランドを通じて地域の名産品を守り、より多くの人に知ってもらえるよう心掛けていきたいと考えています。

商品情報



「つばめと風」では、現在2種類のタルトを展開しています。

  • - 丹波篠山黒大豆とチーズのタルト
- 内容:4個入 税込1,000円、8個入 税込1,944円。
- 特徴:黒大豆のパウダーとともにチーズを使用し、サクサクのタルト生地の中に口溶けが良いクリームが詰まっています。

  • - 丹波篠山黒大豆と丹波栗のタルト
- 内容:4個入 税込1,000円、8個入 税込1,944円。
- 特徴:黒大豆に加えて、丹波栗のパウダーを使用した、風味豊かな贅沢なタルトです。

これからも「つばめと風」をどうぞご期待ください。信念を持って丹波篠山の魅力を全国へ発信していきます。


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