トワニエールが目指す新しい教育体制
福岡を拠点にした株式会社prismaが運営する通販ブランド「トワニエール」は、化粧品と健康食品を扱う企業として知られていますが、今度は一歩進んで、教育の分野にも挑戦を始めます。新たに設立を計画している「探究学習」を軸にした学園は、子どもたちの挑戦心を育み、各自の得意を社会で活かせるような環境を提供することを目指しています。
企業の成り立ちと背景
トワニエールは2020年に設立され、幼児から思春期の子ども向けの商品を展開。これまで3万人以上の顧客に対し、お子さまの肌や体に寄り添った商品を提供してきました。ニキビ洗顔料やカルシウムサプリなど、特に子どもの悩みを解決する商品に力を入れています。また、匿名で相談できる「相談箱」というサービスも用意し、子どもたちが抱える不安に寄り添っています。
近年、寄せられる相談が「お子さまの体の悩み」だけでなく、「将来に対する不安」や「自分の価値」に関するものが増えてきています。この変化は、社内メンバーの経験とも深く結びついています。
日本の自尊感情に対する分析
トワニエールが新たな挑戦を決意した理由の一つが、日本の子どもたちの自尊感情の低さです。最近の調査によると、日本の中高生の自尊感情は57.4%にとどまり、アメリカやフランスに比べて20%以上も低いという結果が出ています。このような低迷は、「自分には長所がある」と回答する子どもの割合が65.6%に落ちていることからも明らかです。将来に対する不安は子どもたちに深刻な影響を与えており、教育現場での新たなアプローチが必要とされています。
新しい学園の理念
トワニエールが目指す学園では、以下の3つの柱が重視されます。
1.
主体的な学びの環境:子どもたちが自身の興味関心に基づいて学び、挑戦できる場を提供します。
2.
得意の発見と価値化:一人一人の特性を発見し、社会で活用できるようにしていきます。
3.
自信の育成:子どもたちが「わたしだからできる」と思える自信を育て、未来に羽ばたける力を観察します。
課題解決への取り組み
「得意を価値に変える」ことを理念とする株式会社prismaでは、既存の研修制度を教育に応用する計画があります。また、海外の教育機関との交流を通じて、様々な学びの事例を取り入れ、日本の子どもたちに合った教育の現場を作り上げるための基盤を築いています。
また、親子が参加できるイベントを開催し、コミュニケーションの場を提供することで、保護者の悩みやアイデアを共有し合い、より良い教育環境を作っていく努力を続けています。
未来に向けたエール
今後もトワニエールは、化粧品や健康食品を通じて子どもたちの成長に寄り添い、親御さまの不安を軽減する存在であり続けたいと考えています。また、子どもたちが自分の可能性を信じ、自らの将来を切り拓けるよう、エールを送り続けることが私たちの使命です。4月1日の「April Dream」に賛同する形で、この新たな挑戦をスタートさせることに大きな期待を寄せています。
トワニエールの夢の実現には、これまでの経験と新たな教育の取り組みが重要です。他の企業やメディアの皆様も、ぜひこの動きに注目し、共に子どもたちの未来を支える活動に参加してみてはいかがでしょうか。