子どもたちが学んだ「食」の大切さ—魚が届くまでの体験イベント
毎年4月19日は「食育の日」として、日本中で食に関する様々な取り組みが行われています。この日、ライクキッズ株式会社が主催した特別イベントが注目を集めました。そこで行われたのは、子どもたちが魚について学び、五感を使ってその大切さを実感する体験です。
食育の日に寄せて!魚を学ぶイベントの実施
イベントは、認可保育園「にじいろ保育園 新杉田」で開催されました。参加したのは、4歳から5歳の園児31名。彼らは、日常的に食べる魚がどのように食卓に届くのかを学ぶために、志田水産と野口食品の協力を得て、特別なプログラムに参加しました。
魚の世界に迫る!五感での体験
最初に、志田水産の担当者からスライドを使った説明が行われました。子どもたちは、魚が獲れる寒い海が日本から遠いことを知り、驚きの声を上げました。その後、魚の解体シーンを映した動画が流れると、子どもたちは興味津々で釘付けに。 「すごい!」と目を輝かせる子もいれば、少し驚いた表情の子も見られました。
実際に、切り身になった魚と内臓が入ったパウチを触れる時間も設けられました。普段は見かけない部分や、触る機会がない内臓に、子どもたちの好奇心が刺激されました。これまで知らなかった魚の世界について、楽しく学ぶ貴重な時間となりました。
質問を通じて深まる理解
イベントの終わりには、子どもたちから「魚はいつ死んでしまうのか?」や「日本で食べられる種類は?」という疑問が返ってきました。志田水産の担当者は、これらの質問に丁寧に答え、子どもたちの理解をさらに深めていきました。食材に対する感謝の意識が育まれる様子が伺えました。
給食での実食体験
学びの後は、実際にその日に給食で用意された料理を味わいました。メニューは、ご飯にさわらの竜田揚げ、白菜の甘酢和え、具だくさん汁、フルーツポンチ。魚の由来を知った子どもたちからは「今触った魚だ!」「もっと感謝して食べないと」という声が上がり、食材に対する理解を深めつつ、楽しくおいしく給食をいただきました。
今後の取り組みと展望
ライクキッズでは、今後も野口食品や志田水産との連携を深め、にじいろ保育園以外でも同様のイベントを行う予定です。このような体験を通じて、子どもたちに「食べること」や「食べられること」の大切さを教え、興味を広げる機会を提供していきます。白紙の皿に広がるのは、食の文化や豊かさそのものです。子どもたちの成長と共に、未来の食卓がより豊かになることを願っています。
ライクキッズの理念
ライクキッズは、全国に410ヶ所以上の保育施設を運営し、明るい環境で子どもたちがのびのびと過ごせる場所づくりに力を入れています。自然素材を活かした保育により、子どもたちが自分の居場所を感じ、未来を担う力を育む支援を行っています。