FOODEX JAPAN 2025で輝く!モンゴルと中央アジアの絶品食品の魅力
2025年3月、東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の食品・飲料展示会『FOODEX JAPAN 2025』において、モンゴルと中央アジアの国々が絶品食品を披露しました。この展示会は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が支援し、モンゴル、キルギス、タジキスタン、カザフスタンのブースが設けられました。通常、日本ではなかなか手に入らない『超レア』な食材が揃い、訪れた人々につい手が伸びたようです。特にモンゴル産の「サジー」、キルギス産の「白いハチミツ」など、珍しい商品が多くの注目を集めました。
JICAの一村一品運動とその意義
JICAは「一村一品運動」を通じて、キルギスやカザフスタン、タジキスタンにおいて地域資源を活用した特産品づくりを推進しています。この運動は、地域の活性化を図るもので、住民の収入増加にもつながります。例えば、ある高原地帯で採れる花「エスパルセット」を90%以上含むキルギスの「白いハチミツ」や、砂漠の植物「キャメルソーン」を使ったハーブティーなど、地域の特産品が登場しました。これらは、中央アジアの厳しい自然環境を背景にした希少価値の高い商品と言えるでしょう。
モンゴル支援の成果
モンゴルにおいても、JICAは1992年から支援活動を行っています。特に、栄養豊富な素材を使った健康・美容フードの開発に力を入れています。現地企業は日本の経営ノウハウを学び、自社の製品に活かしています。例えば、無印良品から発売された「肌のことを考えて作ったマンゴーとサジーのゼリー コラーゲン入り」に使われるサジーは、実にレモンの10倍のビタミンCを含む「奇跡の実」として知られています。
展示内容
今回のFOODEXでは、70種類以上の商品が展示されました。その中でも、特に注目されたのが、モンゴル産の「サジーエッセンス」、「松の実オイル」、キルギスの「白いハチミツ」です。
1. サジーエッセンス
これが美肌作りの秘訣とも言えるサジーエッセンス。100%オーガニックで、ビタミンA、C、E、K、ミネラル、オメガ3などを多く含み、美容に良い効果が期待できます。サプリメントやジュース、スキンケアとしても活用されています。
2. 松の実オイル
松の実オイルは、モンゴルの厳しい気候で育った松の実から抽出されたもので、100gあたり17gの高タンパク質が特徴です。不飽和脂肪酸も豊富で、サラダや料理のトッピングにぴったり。
3. 白いハチミツ
キルギスの「白いハチミツ」は、エスパルセットの花から作られ、ひと味違った豊かな香りが魅力的です。トロっと濃厚な甘さは、多くの人々を引きつけました。このハチミツは、そのままでも料理に使っても美味しい、まさに万能の逸品です。
海外との架け橋としてのJICA
JICAは、開発途上国の振興と日本との関係を構築するために、今後もさらなる支援を行っていきます。FOODEX JAPAN 2025での出展は、国際的な食品ビジネスの場としても意義深いものとなっています。この展示会が、世界各国の素晴らしい食材との出会いの場になることを期待しています。私たちも新しい食の楽しみ方が広がることを願っています。