大高醤油の新たな挑戦
千葉県の老舗醤油製造会社、大髙醤油が新たな商品開発に挑戦しています。その名も「ラーメンの〆に合うカレー」。このプロジェクトは、同社が運営する人気ラーメン店「富士虎屋」とのコラボレーションで誕生する新メニューです。
富士虎屋の魅力
「富士虎屋」は、週2日のみ営業のラーメン店として、地元でも人気を集めています。店では濃厚なラーメンスープが自慢で、そのスープに新たな命を吹き込むためにカレーを加えるという斬新なアイデアが生まれました。カレーは、残ったラーメンスープに温かいご飯とともに加えるスタイルで提供され、リゾットのような新しい食体験が楽しめます。
大髙醤油の歴史
大髙醤油は創業から220年以上が経つ、伝統ある醤油製造会社です。元禄元年(1804年)に創業し、以来千葉県成東にて令和まで続く醤油の生産を行っています。日々進化し続ける中で、地域の特産品を活かした新たな製品を開発し、食卓を豊かにすることを目指しています。
カレーの開発経緯
本プロジェクトにおいては、おなじみの「イシイのおべんとクン ミートボール」で有名な石井食品と連携しています。彼らの高い技術力を活かし、さまざまな試作品を作成中です。最初は地元のネギを使用したカレーを考えていましたが、収穫時期の制約から方向性が変更され、最終的には大髙醤油の二段仕込み醤油を主役にしたカレーとして開発が進められることになりました。
専用の醤油の使用
このカレーでは、大髙醤油特製の二段仕込み醤油が使用され、より深い味わいを引き出しています。この他社製品にはない特製の醤油は、生しょうゆを使って再仕込みしており、その香りとまろやかな味わいがカレーに独特の深みを与えます。
新しい食体験の提案
新商品の特徴は、ラーメンを楽しんだ後のスープを無駄にせず、カレーとご飯を混ぜて楽しむことができる点です。これにより、一品で二度の美味しさを味わえる新しいスタイルが実現します。カレーにはあっさりとした醤油風味が加わり、スープカレーとしても楽しめる仕上がりです。
地域貢献とSDGsへの取り組み
大髙醤油は、本プロジェクトを通じて地域の魅力を広げ、全国に受け入れられる製品を作り出したいと考えています。また、ラーメンスープの活用によって食品廃棄を減らすというSDGsの理念にも貢献していきます。
クラウドファンディングでの挑戦
このエキサイティングなプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて資金を集めています。「ALL or Nothing」方式で支援者に感謝を込めて新商品をお届けする予定です。皆さまの応援が、伝統と革新を融合させた新しい食文化を生み出す力になります。ぜひご注目ください。