PARM(パルム)が初の年間売上200億円を達成!
2005年に誕生した「PARM(パルム)」が、いよいよ2024年度には年間売上金額が200億円を突破する運びとなりました。これは、アイスクリーム市場全体の活況を背景にしたもので、近年の食文化の変化を反映した結果と言えるでしょう。
売上成長の背景
近年、アイスクリームは子どもだけのものではなく、幅広い年齢層が楽しむデザートとして認識されるようになりました。特に、暖かい部屋で冬でもアイスを楽しむ文化が根付き、「PARM」もその波に乗り大きく成長を遂げています。市場全体でのアイスクリームの販売金額は、過去最高の6451億円を記録し、「PARM」は前年比107.7%でその成長を遂げました。
人気の秘密
「PARM」の人気の理由はいくつかありますが、特に顕著なのはブランドを代表する「PARMチョコレート」の進化です。2024年春には、バニラのコクを向上させ、より上質感を感じられるリニューアルを行いました。これが好調な販売に寄与し、前年比117%を達成しました。
また、大人に向けた様々な楽しみ方を提案することも重要な要素です。2021年からは、ジェラートのような本格的な味わいのシリーズや、2層のコーティングチョコを用いたダブルチョコなど、個々のニーズに合った商品を提供しています。さらに、2024年には糖質50%オフの「PARM STYLE∞」が北海道限定で登場し、健康志向の方にも配慮しています。
新商品の情報
特に話題になったのが「PARM史上初」の新フレーバーです。2022年の安納芋から始まり、ショコラミント、モンブラン、杏仁ミルクストロベリーという新しいフレーバーが次々と登場し、若い世代を中心に支持を集めています。特に安納芋はその反響が大きく、復活商品として再発売が決まるほどの人気となりました。
ブランドイメージの強化
ブランドイメージの確立も視覚的な魅力を高めています。俳優の竹野内豊さんを起用したテレビCMが好評で、彼が演じるキャラクターは「大人のための上質なバーアイス」という印象を強くしています。
PARMのこだわり
20年間変わらぬ「PARM」の哲学は、極上の口どけと滑らかさを追求することです。急速凍結により、なめらかさを実現しており、体温でチョコがトロリと溶け出し、最後までアイスとチョコの両方を同時に楽しむことができます。このこだわりが消費者に長年支持されている理由の一つです。
現在のラインアップと販売実績
現在、年間売上数量は約3億7千万本に達し、1日あたりではおよそ100万本の販売を誇ります。これは、日本中の人々が年に3本のPARMを楽しんでいる計算になります。
PARMの進化は止まらず、今後も新たなフレーバーや商品開発が待ち構えています。大人のための贅沢なアイスを楽しむ新しいスタイルに、ぜひ注目してみてください。