平和を奏でる音色
2025-07-07 21:26:27

平和を奏でる音色:STU48が織りなす80周年記念コンサート

平和を奏でる音色:STU48が織りなす80周年記念コンサート



本日、広島の歴史的な瞬間を祝うイベントが開催されました。STU48が「被爆80周年記念事業 紙屋町まちかどピアノ ラッピングリニューアル記念コンサート」に出演し、被爆の悲劇と希望を音楽で表現しました。このコンサートは、平和文化アンバサダーに就任後の初めての公式活動となり、多くのファンの心を打ちました。

出席したのは、岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果、兵頭葵、そして諸葛望愛の五人。彼女たちは、広島市内で広く愛されている「紙屋町まちかどピアノ」の前で、平和の大切さを訴えかけました。このピアノは、1967年に製造されたもので、戦後の混乱の中で多くの人々に希望と勇気を与えてきた歴史的な存在です。2000年に設置されて以来、広島の音楽文化のシンボルとして愛されています。

今回のコンサートでは、被爆80年を祝し、5周年記念としてピアノのラッピングデザインに新しい息吹が注がれました。新たなデザインは、「かつて草木も生えなかった広島が、今では花と緑に満ち溢れる街へと生まれ変わった」という願いが込められており、平和を願う姿勢が全面的に表現されています。

コンサートが始まると、兵頭葵がピアノ演奏を担当し、他の4名が歌唱を担当しました。岡田はこのように声を響かせました。「私たちは先日、平和文化アンバサダーとしての任務をいただき、少しでも平和のメッセージを伝えられたらと思っています。」続けて岡村は、「広島の私たちだからこそできる平和へのメッセージがあります。被爆80年を迎える今年、多くの人にこの楽曲を届けたい」と意気込みを語りました。彼女たちは、平和を願うメッセージソング『花は誰のもの?』を披露し、観客の胸を温かくしました。

更に、コンサートでは瀬戸内の美しい風景を描いた『瀬戸内の声』など、全4曲を通して彼女たちの思いの丈を込めた音楽が届けられました。兵頭は最後にこう締めくくります。「私たちSTU48の活動や歌を通じて、みなさんが平和の尊さについて考えるきっかけとなればうれしいです。」

フィナーレでは、広島市立基町小学校と広島なぎさ中学校・高等学校の合唱団と共に、記念事業のキーミュージック『ひろしま平和の歌』を合唱しました。その美しいハーモニーは、会場全体に響き渡り、平和の大切さを改めて伝える感動的なエンディングとなりました。

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紙屋町まちかどピアノとは


「紙屋町まちかどピアノ」は、かつて広島の憩いの場として親しまれていた「純音楽茶房ムシカ」で使用されていた1967年製のグランドピアノです。このピアノが有名なのは、被爆翌年の大みそかに流れた『第九』が、苦しい時期を過ごしていた人々に希望を与えたからです。閉店後もこのピアノは、音楽を楽しむ場として、広島の象徴的な存在として生き続けています。

ひろしま平和の歌とは


「ひろしま平和の歌」は、広島市を平和の中心地と定めるために作られた楽曲で、平和祭協会が選んだ歌詞を元に音楽が作られました。その歌は第1回平和祭で初めて合唱され、それ以来多くの人々によって歌い継がれています。

STU48の演奏を通じて、広島の歴史と未来、そして平和の願いを感じる素晴らしいひとときでした。私たちも彼女たちの想いを受け止め、平和について改めて考える機会を持ちたいと思います。


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