アグリテックの未来を切り開く「テラスマイル」と札幌が連携
宮崎県に本社を構えるアグリテック企業、テラスマイル株式会社は、札幌イノベーションファンドからの資金調達を行い、新たな農産物流通の実現を目指します。テラスマイルは、営農データを利用して農業経営を見える化し、持続可能な農業モデルの構築を進めています。これにより、地域農業を支えるインフラの整備が期待されます。
資金調達の背景と目的
テラスマイルの代表取締役、生駒祐一氏は、北海道における農業デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を掲げ、2025年9月に地元の金融機関および事業会社との資本業務提携を発表しました。北海道内の自治体や農業法人へのサービス導入も進展し、今回の資金調達を踏まえて更なる事業基盤の強化を目指しています。
特に、今回調達した資金は、同社の新しい流通インフラ「ジャスタウェイ」に注力するために使われる予定です。このシステムは、収穫予測や栽培データを基に生産者と需要者を結びつけるもので、双方が必要な量や品質、価格を登録することにより、効率的で安定した農産物流通を可能にします。テラスマイルは、さらなる実装を通じて北海道の農業との連携を深め、地域の魅力を引き出していくことを目指しています。
札幌イノベーションファンドのコメント
札幌イノベーションファンドでは、テラスマイルの持つプロダクトの価値を最大限に生かすことができる北海道の市場に注目しています。同ファンドの取締役である佐々木智也氏は、テラスマイルとの連携を通じて、持続可能で再現性のある新しい農業モデルが全国に広がることを期待されています。今夏には道内の拠点も開設される予定で、生産者や地域との協働を進めていくとしています。
テラスマイルのビジョン
生駒氏は、北海道が日本の食糧基地であることを強調し、今回の資金調達が同社の「未来の農業流通」実現に向けた大きな一歩であると述べました。テラスマイルは、地域の皆様と共に新たな価値を創造していく姿勢を示し、農業の未来を切り開く使命感を抱いています。
札幌イノベーションファンドについて
札幌イノベーションファンドは、札幌市と道内のバイオ関連企業が連携し、バイオ・ヘルスケア産業の活性化を目指して設立されました。スタートアップ企業への事業成長支援を行い、地域医療や健康な社会づくりに貢献することを目指しています。
まとめ
テラスマイルの取り組みは、農業のDX推進を通じて日本の農業の未来を明るくする可能性を秘めています。新しい流通インフラ「ジャスタウェイ」が実現すれば、生産者と需要者の橋渡しが行われ、農業の効率化や安定化が期待されます。北海道を拠点としたテラスマイルの更なる進展に、今後も注目が集まることでしょう。