お風呂をスキップする女性たちの実態とその背景とは？

最近、SNSを中心に話題になっている「風呂キャンセル」という言葉を知っていますか？身体的、あるいは精神的な疲れからくるお風呂を入るのが億劫になる現象を指します。株式会社ビズキが運営する美容情報サイト『Kirei Style』が、全国の20歳から59歳の女性2,000人を対象に行ったアンケート調査の結果が発表され、意外な事実が浮かび上がりました。

調査結果の概略

調査結果に基づくと、最も多い回答は「めったにない」で、67.9%の女性がこの回答を選びました。しかし、約30%という割合でお風呂を入らないことがあると回答しており、その内訳は次の通りです。

- 半年に1～2回：4.1%
- 半年に3～4回：4.2%
- 月に1～2回：6.9%
- 週1～2回：10.5%
- 週3～4回：3.1%
- ほぼ毎日：3.5%

この結果から明らかなように、全体の17.1%の女性が週に1回以上お風呂に入らない日があるということが分かりました。

年代別の傾向

年代別に見ると、特に20代の女性に「風呂キャンセル」が多いことが特徴的で、率にして39.0%です。若年層は経済的な制約が影響している可能性があります。「ガス代・水道代の節約」を意識した結果と言えるかもしれません。また、リモートワークの普及やSNSの影響で、対面で人と会うことが減り、身だしなみに対する意識が低下しているのかもしれません。

未婚と既婚の違い

未婚の女性は、お風呂に入らないことがあるという割合が既婚者よりもおおよそ10%高いという結果になりました。幼いお子さんがいる既婚者は、育児や他人との関わりがあるため、自然とお風呂に入る頻度が増える傾向が見受けられます。特に、周囲の目を気にすることが入浴を促進している要因となっているのかもしれません。