日本の歴史を味わう、新たなスイーツの誕生
大阪の「堂島ロール」で知られる株式会社モンシェールが、世界的なチョコレートの祭典「サロン・ドゥ・ショコラ パリ C.C.C.品評会」において金賞を受賞した新作チョコレート「サヴール ドゥ ジャポン」を発表しました。このチョコレートは、2025年2月1日より数量限定で販売される予定です。
伝統的な食材から生まれた新たな味
「サヴール ドゥ ジャポン」は、日本の歴史を辿ることがテーマとなっています。特に、江戸時代の食材に焦点を当て、懐かしい味わいを現代的にアレンジしました。開発を担当したパティシエの山内尚弥氏は、江戸時代の日本とその時代に育まれた文化にインスパイアされ、このチョコレートの素材選びや味の調和にこだわりました。
彼の考えるテーマは、まだ統一されていなかった慶長〜元禄(1600年ごろ)の日本。その時代に触れることで、古き良き伝統を現代に引き継ぎ、新たな味覚を生み出そうとしています。
四つの独自フレーバー
「サヴール ドゥ ジャポン」は、以下の四つのユニークなフレーバーからなっています。
1.
守口漬: 大阪や愛知県で古くから楽しまれてきたみりんや酒粕の香りが特徴です。守口漬の風味と独特の食感を楽しむことができます。
2.
黒豆きな粉×青のり: 秀吉が愛した「真盛豆」を基にしたガナッシュ。丹波産の黒豆きな粉と青のりの二層が絶品の味わいを生み出しています。
3.
天野酒: 鎌倉時代から名酒として知られる天野酒を、酸味や苦味、芳醇な香りを反映したガナッシュで表現。琥珀色に輝くチョコレートが特徴です。
4.
山椒×木頭柚子: 兵庫県産の山椒と香り高い木頭柚子を組み合わせた二つのガナッシュは、さわやかな香りと風味が印象的です。
これらのフレーバーは、単体でも美味しいだけでなく、日本の古き文化とのコラボレーションが楽しめます。
販売情報と開発者の思い
「サヴール ドゥ ジャポン」は、モンシェールの全店舗(駅・空港店を除く)で取り扱われ、価格は2,484円(税込)です。販売期間は2025年2月1日からで、数量限定のため、早めの購入がおすすめです。
開発者の山内氏は、「カカオで江戸時代の文化を感じてもらえたら嬉しい」と語り、商品に込めた思いを伝えています。
モンシェールの挑戦と伝統
株式会社モンシェールは、2003年に創業し、現在も多くのファンに支持されています。ブランドの代表作である「堂島ロール」に加え、新たな挑戦としてチョコレート製品にも力を入れています。
世界中から高評価を受けているモンシェールのチョコレートは、アムール・ドゥ・ショコラなどのイベントにも出店しており、これからもますます楽しみな展開が期待されます。
「サヴール ドゥ ジャポン」の購入を通じて、ぜひ日本の伝統文化を味わい、その風味に浸ってみてはいかがでしょうか。贅沢な甘さと共に、江戸時代の情景が広がるような、素敵な体験があなたを待っています。