福島の想いを届ける
2025-08-07 16:38:48

全国へ福島の想いを届ける!ぐぐるプロジェクトの新たな挑戦

福島の想いを全国へ届ける「ぐぐるプロジェクト」



環境省が進行中の「ぐぐるプロジェクト」は、放射線による健康影響について正確な情報を発信することを目的としています。今年度の活動方針が発表された「キックオフミーティング」が、7月31日(木)に東京国際フォーラムで開催され、多くの関係者が集まりました。

今年度は「『自分ごと化と行動』のバトン、全国へ」というスローガンのもと、昨年度発足した「ふくしまメッセンジャーズ」メンバーによる情報発信が一層強化されることが決定されました。具体的には、8月6日から7日にかけて行われる「こども霞が関見学デー」に、環境省のブースを出展し、親子連れに向けて福島や放射線について分かりやすく学べるクイズを用意しています。この活動は、福島の様子や想いを全国の人々に伝える重要なステップとなります。

キックオフミーティングでは、スムーズな対応を実現するためにロールプレイングを行いました。親子連れに対する呼びかけのパターンと、地方の同年代向けに呼びかけるパターンの二つが設定され、桂三四郎さんや箭内夢菜さんが参加して演じました。小学生役の桂三四郎さんが見せるわがままに対して、メッセンジャーズメンバーはうまく対応し、緊張感の中で貴重な体験を共有しました。特に青少年向けのロールプレイングでは、箭内夢菜さんが同年代役を演じ、自然なやり取りが展開されました。

大阪大学の大竹文雄特任教授は、このプログラムの意義について高く評価しました。親子連れ向けのロールプレイングでは、キャラクター話題から親近感を築くことができる点や、クイズ形式の情報提供が効果的であると指摘。また同年代向けのロールプレイングは、現代の若者に対して正確な情報を発信する重要性も強調されました。正しい情報を伝えることで、相手に信頼してもらえる関係が築けるとの見解が示されました。

メッセンジャーズの活動に期待を寄せる中、環境省大臣官房審議官の大井通博氏は、調査結果を一つの数字で判断するのではなく、少しずつの変化を見つめる大切さを強調しました。「差別や偏見のない社会を実現するため、年代別に想定した情報発信に取り組み、正しい情報を持つ人を増やすことに注力していきたい」との意気込みを語りました。

今年度のキックオフミーティングの様子は、8月下旬から「ぐぐるプロジェクト」の特設サイトにて公開予定です。みんなで福島のことを考え、行動へ移していきませんか?

令和7年度ぐぐるプロジェクトキックオフミーティング概要


  • - 主催: 環境省
  • - 開催日時: 令和7年7月31日(木)14:00~15:30
  • - 会場: 東京国際フォーラム D5ホール(東京都千代田区丸の内3-5-1)
  • - 内容:
1. これまでの取り組みの振り返り
2. 今年度の方針発表(大井通博、環境省大臣官房審議官)
3. 令和7年度ラジエーションカレッジコンテストの概要発表(桂三四郎氏)
4. 今年度のふくしまメッセンジャーズ活動について
5. 放射線の健康影響に関する科学的情報の伝え方(大竹文雄、大井通博、桂三四郎)
6. 質疑応答

この活動を通じて、福島の想いが全国に広がることを願っています。


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