これらの声を受けて、彼らは「誰もが制服を着る権利を実現したい」という強い思いをもとに、プロジェクトをスタートしました。生徒たちは、協力してくれる大人たちにアドバイスをもらいながら、スカートの試作品を作成することに挑みました。
裁縫技術に苦戦しながらも、彼らは「スカートのあがり具合」「着やすさ」「戻すときのきれいさ」の観点に基づき、試作品の改良を続けました。完成した試作品は教員や美祢市ラーニングスペースのスタッフからフィードバックを受けながら、さらに進化していきます。
美祢市ラーニングスペースの役割
美祢市ラーニングスペースは、「課題解決」をテーマにした探究の場として機能しており、生徒たちが自分自身の問いを立て、解決策を探る手助けを行っています。また、教育支援プロジェクト「アクセル」と連携し、探究活動に対するサポートが行われています。このプロジェクトにより、生徒は地域や学校を超えたつながりを持ち、共に成長していくことが奨励されています。
知事賞の意義とプロジェクトへの期待
今回の山口県知事賞は、審査基準である「主体性」「共生・協働」「振り返り」で評価されました。審査員からは、生徒たちが自らの趣味や関心から問題意識を持ち、自らの体験をもとに開発を進めている点が高く評価されました。
プロジェクト参加者の中には、「私の活動が賞を受けたことは本当に嬉しいです。多くの方々の支えがあったからこそ実を結びました」と語る生徒も。
彼らの取り組みは、障がいのある人々や学生だけでなく、より多くの人々に向けた「ちょっと楽になる」服づくりにつながると期待されています。
今後の展望
このプロジェクトの成功を土台に、彼らはこれからも改良に取り組み、最終的には誰もが気軽に着用できる制服を目指して努力しています。美祢市ラーニングスペースはこれらの活動を支えつつ、「自分」と「まち」の未来について考える機会を提供し続けています。