高校生の「ジャニーズの人」呼びが根強い理由
2023年10月、旧ジャニーズ事務所が「STARTO ENTERTAINMENT」へと社名変更しました。木村拓哉さんをはじめ、Snow ManやSixTONESといった人気グループが所属するこの新しい事務所ですが、街中では今なお「ジャニーズの@@くん」と呼ばれる光景が続いています。これは一体どういうことなのでしょうか?
高校生の意識調査から見えた現実
マーケティング情報サイト「放課後NEWS」が全国の高校生を対象に行った調査によると、回答者の80.4%が「ジャニーズの人」と回答したことが明らかになりました。これだけの割合で「ジャニーズ」の名が使われる背後には、高校生たちの深い歴史的な認識があるようです。
博物館の展示物を見ているように、彼らにとってジャニーズは幼少期からのアイドル像。過去の影響が残る中、彼らは自然と慣れ親しんできた言葉を使い続けることに違和感を抱くのも納得です。「ジャニーズ」と呼ぶのは、単に長年の習慣というだけでなく、彼らの心の中に存在する情熱の象徴ともいえるのかもしれません。
新しい名前への抵抗感
一部の高校生からは「新しい事務所の名前を知らない」という声も。意外にも、多くの若者が芸能業界の変革にはあまり関心を示しておらず、事務所名の変更は把握できていないのです。これは、彼らが置かれている環境によるものでしょう。「変わった名前を知らない友達もいるから、ジャニーズと言った方が伝わる」という意見からも、この呼び名が持つ強い影響力が伺えます。
多様な呼び名の中の「旧ジャニーズ」
次に多かったのは「旧ジャニーズの人」という回答(9.2%)。この呼び方を選んだ高校生の中には、「ジャニーズの名前を出すのは気が引ける」という理由もありました。今の社会情勢を反映しているようです。彼らはタレントたちの新しい立場を認識している一方で、慣れ切ったジャニーズという呼称には特別な感情があるのでしょう。
「スタートの人」は2%のみ
一方で「スタートの人」と呼ぶ高校生はわずか2%という結果に。「ジャニーズ」と呼ぶと問題があるのではという意識から、この選択をしたようです。こうした少数者の意見は、時代の変化を反映した複雑な心情を示しています。新しいアイドル像を受け入れづらい現状がうかがえます。
今後の展望
新しい呼び名が浸透するには時間がかかる様子が伺えます。推しのアイドルを「スタートの@@くん」と自然に呼ぶ時代が来るのは一体いつになるのでしょうか?
高校生たちの愛情が込もった「ジャニーズ」の名前は、彼らの青春の一部としてこれからも残り続けることでしょう。今後の流れを見守りつつ、彼らがどのようにアイドルたちの名前を呼ぶようになるのか、興味津々です。
より詳細な調査結果は、
放課後NEWSで確認できます。