手袋で体感するアートの新しいカタチ
香川県東かがわ市に拠点を置く株式会社フクシンは、2025年に開催される瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、アーティスト9名とのコラボ企画「WEAR THE ART」を発表しました。このプロジェクトは、アートと地域産業の融合を目指し、手袋というユニークなキャンバスにアーティストたちの自由な表現を落とし込むものです。
「出会いの連鎖」が生み出した新しいプロジェクト
2025年に開催される瀬戸内国際芸術祭は、はじめて有人島のない東かがわ市でも行われ、来場者数はなんと1,084,128人を数える大成功となりました。この芸術祭を通じて、作品出展とは無関係なアーティストたちが東かがわ市を訪れることになり、交流が始まりました。これが“アートと地域産業の融合”という新たなムーブメントの始まりとなりました。
GAGAYGAYA GALLERYとの協力
今回の「WEAR THE ART」プロジェクトは、東京・高円寺のGAGAYGAYA GALLERYの呼びかけにより誕生しました。フクシンは主力事業である手袋に、国内外で活躍するアーティスト9名とのコラボレーションによる全10作品のアートグローブを展開します。
参加アーティストと作品
アーティストそれぞれが持つ独自の世界観が手袋という形で展開され、以下の8つの作品が制作されました:
- - RAMU ATAKU: CoupleGloves GUEEN
- - RAMU ATAKU: CoupleGloves KING
- - 安宅レオウ: 俺様はジェリンコ
- - 成宮成人: ふくろう先生の冬じたく
- - RYONA: 風駿月翔
- - 星心来: 大正レトロ
- - 叶湖光: 溶け出す糸
- - 畠澤陽子: うみうみうしうしあめふらし
- - JUNKO IKEDA: リズム
- - 田口大貴: 作品名未公開
ギフトショーでの初披露と販売開始
このアートグローブは、2025年9月に開催される第100回東京インターナショナルギフト・ショーにて初めてお披露目されます。来場者からも高い評価を受け、2025年11月からは一般販売が開始される予定です。手袋にアートを取り入れた新しいスタイルは、国内外の小売店や美術館ショップ、ECサイトでの展開が期待されています。
プロジェクトの意義
このプロジェクトを代表する福﨑二郎氏は、「瀬戸内国際芸術祭が生んだ出会いが、アートと手袋を融合させるプロジェクトへとつながりました。人々、デザイン、地域産業がつながることで生まれる価値は計り知れません。この街だからこそ生まれる作品を、多くの方に身につけてもらいたい」とコメントしています。
GAGAYGAYA GALLERYについて
GAGAYGAYA GALLERYは、現代アートギャラリーとして多様なアーティストを紹介し、「世界に誇れるアーティストを輩出したい」という思いを持って活動しています。アートの社会的価値を広げ、地域や企業との協力を通じて、アートを身近に感じられる文化を深めることを目指しています。
公式サイト
株式会社フクシンについて
香川県に位置するフクシンは、手袋だけでなく靴下やマフラーなどの服飾雑貨を企画・製造・販売しています。ECモール「GlovesDEPO」は600万人以上の来訪者を数え、サステナブルブランド「ecuvo.」はGOOD DESIGN賞を受賞。地域産業とアート・文化との融合に取り組んでいます。
このように、手袋とアートの新しい可能性が生まれることを期待しています。