新型UVC-LED殺菌装置
2025-09-24 15:26:47

岩崎電気の新しいUVC-LED殺菌装置が登場!環境に優しく安心の殺菌技術

岩崎電気が誇る新たなUVC-LED殺菌装置



岩崎電気は、2026年4月から新しい「UVC-LED殺菌装置」を販売開始することを発表しました。この装置は、環境に配慮しながら高効率での殺菌を実現することを目指しています。特に注目すべきは、薬剤を一切使用せずに紫外線のみで対象物を殺菌できるという点です。この技術は、食品包材や医薬品容器の表面殺菌に最適です。

水銀フリーで環境に優しい



最近、国際的に水銀使用を制限する「水俣条約」が発効されましたが、岩崎電気は水銀フリー社会の実現に向けて着実に革新を進めています。従来の水銀ランプ技術から進化したUVC-LEDは、265nmの波長を持ち、ボトルキャップ(外径ø30mm)を毎分900個処理できる能力を有しています。これにより、効率良く大量の製品を素早く殺菌することが可能です。

さらに、この装置は枯草菌芽胞(NBRC3134/ATCC6633)を99.9%以上不活化できる性能を持っており、信頼性も非常に高いと言えるでしょう。水銀を使用せず環境負荷を低減するため、今後の市場においても高い評価が期待されます。

EB(電子線)システムも導入



加えて、岩崎電気はUVC-LEDに加え、EB(Electron Beam:電子線)システムも幅広く展開しています。EBシステムは、電子を高エネルギーに加速し、フィルムや容器に照射することで瞬時に化学的・物理的変化を引き起こす技術です。このような新しい技術によって、薬液を一切使用せず、常温で瞬時の殺菌・滅菌が可能となります。

このEBシステムは高速処理に対応しており、省スペース化を実現した上に、過酸化水素などの薬剤や仕上げリンサーが不要なため、大幅なランニングコストを削減することが可能です。岩崎電気は40年以上の経験を持ち、累計500台以上のEB装置を納入してきた実績を誇ります。

持続可能な未来に向けての取り組み



岩崎電気は、今後の展望として「光と環境技術」によって社会課題の解決に取り組むことを目指しています。新しいUVC-LED殺菌装置は、持続可能な産業発展に貢献するための重要な一歩となるでしょう。特に、10月7日から東京ビッグサイトで開催される「JAPAN PACK 2025 日本包装産業展」では、この新商品についての展示や紹介が行われる予定です。

まとめ



岩崎電気のUVC-LED殺菌装置は、環境に優しく、薬剤を使用せずに高効率の殺菌を可能にする革新的な技術です。これからの時代に求められる環境負荷の低減と安全性の向上を同時に実現することで、多くの業界に貢献することが期待されています。今後も岩崎電気の動向から目が離せません。


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