新種ぶどう「パープルM」
2025-09-16 19:32:29

新たなぶどうの風が吹く!「パープルM」が稀少価値を誇る理由

新たなぶどうの風が吹く!「パープルM」が稀少価値を誇る理由



ぶどうの新しい品種「パープルM」が、ノウタス株式会社と株式会社林ぶどう研究所のコラボによって完成しました。この成果は、大阪・関西万博の会場内で行われた「ノウタスぶどうEXPO」において初めてお披露目され、多くの人々の関心を集めました。

ぶどう品種「パープルM」の誕生秘話


「パープルM」プロジェクトは、2年前に発起人であり現在の取締役である村上信五氏が「新たなぶどう品種を作りたい」という思いからスタートしました。発表後、研究所の林慎悟氏がそのビジョンに強く惹かれ、独自の研究に取り組むことになりました。結果として、ブラジル産の紫ぶどうと欧州系の美味しい品種を掛け合わせることで完成したのが「パープルM」です。

小粒ぶどうの魅力を再発見


近年の消費トレンドでは大粒のぶどうが人気ですが、ニーズの多様化に対応するため、ノウタスは小粒ぶどうの魅力を見直しています。大阪の農園では、昔から小粒のデラウェアに馴染みのある地域で、多くの人々がその親しみやすさを楽しんできました。しかし、近年は栽培が難しくなり、果実割れのリスクも増加しています。この背景から、ノウタスは「みんなが関われる農業」をメインテーマとして小粒ぶどうの価値を再確認し、農家が再び育てたいと思えるような品種を目指しています。

教育と信頼の輪


林氏とノウタス代表は、岡山の林ぶどう研究所で育種技術を学ぶ中で信頼関係を深め、「パープルM」を一緒に育てていく機会を持ちました。これにより、農業が一層身近な存在となり、消費者との距離も縮まります。

「パープルM」の未来への展望


「パープルM」は、初めは複雑な甘さや大きさを追求するものではないかもしれません。しかし、その中には懐かしさや温かさに加え、少しの新しさと未来への希望が込められています。さらには、林氏との共同作業を通じて独自の流通システムを構築する予定です。

今後の生産計画


今回の大きなイベントで発表された「パープルM」は、農業の現場で形を変え、サスティナブルな未来に向かって新たな一歩を踏み出す予定です。しかし、量産化にはまだ数年かかる見込みで、消費者の元に届く日を楽しみに待っていてほしいとのこと。ノウタスは、温かい声援を受け取ることで、さらなる成長を遂げていくことでしょう。

会社の理念と事業の展開


ノウタス株式会社は2022年に設立され、農業をただの生産活動として捉えるのではなく、人々の生活に楽しみや豊かさを与える存在として再定義しています。事業は、アグリテインメント、アグリキャリア、アグリサイエンスの3つの分野で展開しており、それぞれが「体験する」「関わる」「生産する」と繋がり合い、循環型の関係を築いています。このような魅力ある農業の新しい形は、多様なバックグラウンドを持つ人材に支えられています。

今後は、農業×エンタメ×テクノロジーを融合させた新たな取り組みが期待されており、私たちもその成長を見守りたいものです。


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