世界が認めた日本の庭園文化！石原和幸がフラワーショーで金メダル受賞

石原和幸がフィラデルフィアフラワーショーで金メダルを受賞

日本の庭園デザイナー、石原和幸が2025年3月1日から9日まで開催された「フィラデルフィアフラワーショー」で、ランドスケープ部門のゴールドメダルを獲得しました。この受賞は、彼の作品『Tomorrow’s Eden – Gardens for Changing World』が評価された結果で、同時に他の5つのアワードも受賞するという快挙を成し遂げました。

フィラデルフィアフラワーショーとは？

フィラデルフィアフラワーショーは、毎年3月にアメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われるイベントであり、世界最古の室内フラワーショーとして知られています。毎年、25万人以上の来場者が訪れ、各国のフラワーデザイナーが自らの作品を披露し、競い合っています。権威があるイベントとして国際的に認識されており、業界内での最高の評価を得る機会です。

受賞作品について

石原が出展した作品『Tomorrow’s Eden – Gardens for Changing World』は、現代の環境問題を考慮した庭園デザインが施されています。彼の作品は、緑や花を通じて、観客に静寂と安らぎを提供し、自然との共存を模索するものになっています。このプロジェクトは、彼が所属する「TREELINE DESIGNZ」との共同出展によって生まれました。

石原和幸のコメント

受賞について、石原は「日本の庭園文化が世界で評価されることに心から感謝している」と述べています。彼は、過去にも数多くの国際ガーデニングショーで金メダルを獲得しており、特にチェルシーフラワーショーでは12個の金メダルを取得しています。彼の功績は、日本の庭園文化の素晴らしさを広めるための重要なステップとなるでしょう。

石原和幸のプロフィール

1958年に長崎県で生まれた石原は、22歳で生け花の本流『池坊』に入門し、花や緑に深く魅了されました。その後、店舗販売を経験し、庭造りに取り組むことになります。彼の独自のスタイルが認められ、国際的なガーデニングショーで高く評価されるようになりました。

特に、英国チェルシーフラワーショーでの成功は彼にとって大きな転機で、数々の金メダルを獲得してきました。また、彼の作品は羽田空港や渋谷の公共空間にも展開されており、「世界を花と緑でいっぱいに」という理念のもと、国内外で活躍を続けています。