神戸の新たな日本酒
2025-04-18 13:20:20

神戸から世界へ!新たな日本酒の旅が始まる「隧 -ZUI-」プロジェクト

神戸の新たな日本酒プロジェクト「隧 -ZUI-」



2024年から始まる、新しい日本酒の取り組みが神戸で進行中です。このプロジェクトは、神戸市にある国登録有形文化財である「湊川隧道」を活用して、日本酒を貯蔵し、全国に発信するというものです。これにより、地域資源を大切にしながら文化を継承する新たなチャレンジが行われています。

湊川隧道とは?



湊川隧道は、1897年に完成し、神戸市の発展に寄与した歴史を持つ土木遺産です。大雨による水害を防ぐために作られたこのトンネルは、神戸港を支える重要な役割を果たしており、現在もその姿を保存し続けています。その価値を後世に残すため、今回の日本酒貯蔵プロジェクトが立ち上がりました。

サステナブルな取り組み



このプロジェクトは、環境に配慮したサステナブルな発想から生まれました。湊川隧道の中は一年中安定した温度が保たれており、電力を使用せずに日本酒を貯蔵できる天然のカーヴとして注目されています。これにより、年間で約2,181㎏のCO2排出削減にも貢献しています。

令和6年度の寄与式



令和7年4月24日には、湊川隧道の保存と活用のための寄附金が届けられる寄与式が予定されています。この式には、関係者が出席し、地元企業からの寄附金427,500円が湊川隧道保存友の会に贈られる予定です。また、今回の寄附は、地域の歴史と文化を未来へと繋ぐ大切な一歩となります。

日本酒「隧 -ZUI- 2024 甲辰 ver.」の特徴



2024年発売予定の日本酒「隧 -ZUI- 2024 甲辰 ver.」は、貯蔵期間が約半年間で、限定3,000本が販売されます。そのラベルには「龍胆色(りんどういろ)」が採用され、歴史的に高貴な色合いが用いられています。この色は、「龍が現れるとめでたいことが起こる」との言い伝えにちなんでおり、令和6年度の日本酒にふさわしいデザインとなっています。

これまでの歩みと未来へのビジョン



この取り組みは、2016年に神戸港開港150周年を祝して始まった「SAKE from KOBE-KO」プロジェクトに端を発し、その後の5年間のプロジェクトが続いています。毎年、限定の日本酒が貯蔵されており、その売上の一部は地域の文化財の保存に役立てられます。これにより、神戸の美しい歴史と酒文化の伝承が促されています。

まとめ



神戸の「隧 -ZUI-」プロジェクトは、地域の文化と自然を考慮したサステナブルな日本酒の取り組みとして、今後ますます目が離せない注目のプロジェクトです。2024年の蔵出しが待ち遠しいですね!皆さんも、ぜひこの新しい日本酒を手に取り、神戸の歴史や文化を感じてみてはいかがでしょうか。


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