ヤマイチ水産が新たな一歩を踏み出す
北海道紋別市に本社を置く株式会社ヤマイチ水産が、最新の技術を導入した新冷凍工場を竣工しました。この工場はニチモウ株式会社のグループ企業として、環境に配慮した生産体制を整えるための重要なステップです。
環境へのこだわり
新冷凍工場では、冷却機器を自然冷媒に切り替え、既存の冷凍機器を脱フロン化することで、環境負荷を大幅に削減します。この取り組みは、持続可能な水産業の実現に向けた大きな一歩といえるでしょう。これにより、二酸化炭素排出量の抑制も可能となり、環境保護に貢献します。
自動化による効率化
新工場の最大の特長は、凍結、金属検知、梱包を完全自動化した点です。業界で初めて構築されたこのシステムは、コンベアラインで繋がれた各工程を通じ、大幅な効率化を実現しました。これにより、品質管理が徹底され、作業負担の軽減にも繋がります。
人員配置の最適化
設置された新設備の効果で、該当部門の人員を約40〜50%削減することに成功しました。省人省力化が進むことで、余剰人員の再配置により一次処理や冷凍部門の強化が行われます。これにより、工場全体の生産性向上が期待されます。
品質管理の向上
室温管理がされた出荷エリアでは、製品の品質が一段と向上しました。安全で高品質な水産物を消費者に届けるための仕組みが整い、環境だけでなく製品への配慮も十分に行き届いています。これにより、作業者が安心して働ける環境も整えられました。
未来への展望
ニチモウグループは『浜から食卓までを網羅し繋ぐ』という合言葉のもと、今後も環境に配慮した安全な水産物の提供に努めていきます。新しい冷凍工場の稼働を通じて、消費者に喜ばれる製品をお届けするだけでなく、持続可能な社会の実現にも貢献したいと考えています。
新冷凍工場が設立されたことで、ヤマイチ水産は今後さらなる成長を遂げていくことでしょう。これからもその取り組みに注目していきたいと思います。