臺東の豊かな食文化を世界へ 2025年東京国際食品展出展の意義

臺東の豊かな食文化を世界へ: 2025年東京国際食品展の出展

2025年に開催される東京国際食品展「FOODEX JAPAN」に、臺東県政府が8社の企業と共に出展します。今回の出展は、臺東のスローエコノミーに基づく独自の食文化を世界に広めるための重要な機会となります。このイベントは3月11日から3月14日の4日間、アジア最大級の国際食品展として、数多くの食品業者やバイヤーが集います。

臺東県の再出展

饒慶鈴県長は、この出展が3年連続であることを強調し、FOODEX JAPANがアジアを代表する食品展示会であることに言及しました。彼女は、このイベントが世界中の食品業者が集まる重要なプラットフォームであり、臺東の企業にとって日本市場のバイヤーと出会う貴重な機会であると語りました。

過去2年の出展では、臺東の製品たちが日本市場に見事に進出し、実績を上げています。特に、「東太陽製酒」と「博雅齋茶園」は日本での輸入許可を取得し、「秋釀慢慢」は日本企業とコラボレーションしたポップアップイベントを成功させました。さらに、他のブランドも日本の店舗やオンラインでの販売を実現しています。

スローフード精神の発信

臺東県政府の財政・経済発展処によれば、今回の出展は単に商品を並べるだけでなく、異業種とのコラボを通じて「スローフード精神」を日本市場に根付かせることが狙いです。紅藜（レッドキヌア）、小米（アワ）、洛神（ローゼル）、紅烏龍（レッドウーロン茶）など、臺東の特産品を積極的にPRします。

さらに、台湾と日本の食文化交流を深めるため、「台湾台東ごちそうフェア」と題した特別メニューを展開する予定です。日本の流通業者やレストラン、スーパーマーケットなどとも連携し、一対一の商談会を実施して販路拡大を図ります。