X-girlが手掛ける復興応援ユニフォーム
日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)に所属するマイナビ仙台レディースが、ストリートブランドX-girlの協力のもと、特別な復興応援ユニフォームを発表しました。このユニフォームは、東日本大震災からの復興を願う思いを込めてデザインされています。特に、宮城県仙台市をホームタウンとするこのチームにとって、地域への貢献が大切なテーマになっています。
デザインプロセス
ユニフォームのデザインは、東北地方の専門学校や大学に通う学生を対象に公募し、159件の応募の中から選ばれました。その結果、星和真さんのデザインが採用され、彼はユニフォームが製作される工場に招待されるなど、特別な体験をしました。
デザインのコンセプトは「再生と繋がり」。東日本大震災に対する思いが込められ、和柄の鱗は「再生」と「縁」を象徴しています。このユニフォームは、選手、スタッフ、サポーターが一丸となり、その思いを挺して作り上げたものなのです。
試合日程
着用試合は、2024年3月2日(日)の第12節、サンフレッチェ広島レジーナ戦と、3月16日(日)の第14節、日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦。いずれもセイホクパーク石巻のフットボール場で行われます。これらの試合は、地域の復興を支援するものとして位置付けられています。
選手たちの想い
選手たちもこのユニフォームに特別な気持ちを持っています。ゴールキーパーの齊藤彩佳選手は、青色のユニフォームを着ることへの期待を述べ、自身の成長を感じています。また、フィールドプレイヤーの廣澤真穂選手は、その鮮やかな赤色が「戦う」という気持ちをかき立てると語りました。お互いが寄り添い、その思いをプレーに注ぎ込む姿勢が印象的です。
星和真さんの思い
デザインを手掛けた星さんも、自身の経験を元に、このユニフォームを通して多くの人に希望と勇気を届けたいと強く願っています。当日は選手たちがそのデザインを着用し、勝利を目指して戦う姿を楽しみにしています。
結び
この「X-girl」が手掛ける特別なユニフォームは、ただの衣服ではなく、宮城県とその地域に生きる人々の歴史、希望、そして勇気を象徴しています。私たち一人ひとりがこのユニフォームの背後にあるストーリーや意味を理解することで、より強い絆が生まれることでしょう。この特別なユニフォームとともに、マイナビ仙台レディースを応援し、地域の復興を願います。