ウクライナと食を結ぶ
2025-12-10 14:16:27

ウクライナと九州をつなぐ食文化の架け橋「クリスマスアドベント」

ウクライナと九州をつなぐ食文化の架け橋


昨今の世界情勢を反映し、ウクライナと日本各地の交流が進んでいます。九州の地で、ウクライナ料理の魅力を伝え、食文化を通じた交流を深めるプロジェクトが注目を集めています。この取り組みの中心に、岩田産業の岩田章正社長と、株式会社サエキジャパンの佐伯岳大社長、そしてウクライナ出身のソフィア・ユルチェンコさんがいます。

クリスマスマーケットからクリスマスアドベントへ


佐伯社長の語るところによれば、彼のクリスマスアドベントの構想は2001年に始まりました。当初はドイツのクリスマスマーケットに触発されたことがきっかけでしたが、それが福岡の地で実現するまでには数年の準備が必要でした。2013年には初めてのマーケットを開催し、以降毎年、多くの人々を魅了しています。この取り組みは2023年には「クリスマスアドベント」と名前を変え、年々進化を遂げています。

岩田産業社長の岩田章正氏もそのビジョンに共鳴し、九州の食文化をキャッチフレーズ「食を通じて九州を元気に!」に沿って推進してきました。

地元の食材からウクライナ料理へ


このプロジェクトの中で特に注目すべきなのが、ウクライナ料理の「ボルシチ」と「ピリシキ」です。ソフィアさんがこれらの料理を販売することになった経緯について、彼女自身が誇るウクライナの食文化と、その背景にある思いも印象的です。ソフィアさんは、日本への憧れとともに食を通じてウクライナの文化を紹介しようと決意しました。ウクライナ料理は、彼の言葉を借りれば、心の広さと思いやりを表現する象徴です。

クリスマスアドベントでの魅力発信


このクリスマスアドベントで、ウクライナ料理がどのように受け入れられるのか、非常に楽しみです。佐伯社長は「ボルシチ」と「ピリシキ」を食べることで、日本の皆さんが少しでもウクライナの文化に触れ、平和への意識を持ってほしいと願っています。一方で、岩田社長もこの機会を通じて、地元の食材を使用しながらも、ウクライナ料理を日本に根付かせたいとしています。

実際に、ソフィアさんが制作に携わった料理を提供することで、九州の地域資源とウクライナの文化が結びつく新たな取り組みとなっています。

平和への願いと共に


このような試みを通じて、戦争により変わってしまった多くの人々の生活や文化を支援したいという強い意志が感じられます。ソフィアさんは「料理を通じてウクライナの文化を伝え、暮らしを少しでも豊かにしたい」と語ります。この思いは、クリスマスアドベントというイベントの中で「ボルシチ」と「ピリシキ」を通して日本の皆さんに届けられます。

未来に向けた展望


今回の取り組みが実を結ぶことで、福岡から始まったこの食文化交流が、日本全体に広がり、食を通じた国際交流がさらに進化していくことが期待されます。事業を支える人々やスタッフ、そして何より食を楽しむ人々が共通の価値観を持って繋がることができれば、平和の実現にも一歩近づくことでしょう。

ウクライナと九州、地理的には遠く離れていても、食を通じて「共に分かち合う」ことは可能です。この取り組みを通じ、クリスマスアドベントがより多様で豊かな場となることを願っています。


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