酒粕とオリーブの芳香が織りなす新感覚ムース「酒の華スイーツSilky」

酒粕とオリーブの芳香が織りなす新感覚ムース「酒の華スイーツSilky」の誕生

日本の食文化の貴重な資源である酒粕と、フレンチレストランの技術が見事に融合したスイーツが登場しました。武蔵野に本店を構える「TERAKOYA」と、伝統ある酒造店「野口酒造」が手を組んだ「酒の華スイーツSilky（シルキー）」です。これは、東京・多摩で生まれた地産地消のスイーツとして、地域に根ざした食文化の魅力を伝えるものです。

ムースの特徴と香りのハーモニー

「酒の華スイーツSilky」の最大の特徴は、その華やかな香りです。日本酒を醸造した際に生まれる酒粕に、オリーブシロップを加えたことで、独自の芳香が楽しめるクリーミーなムースが実現しました。

酒粕は“酒の華”と名付けられ、ミルクやクリームチーズ、卵黄と共に贅沢に使われています。この組み合わせは、滑らかな口溶けと得も言われぬ味わいを引き出しており、まさに唯一無二のスイーツに仕上がっています。

伝統と革新が交錯するスイーツづくり

「酒の華スイーツSilky」の開発には、野口酒造の歴史と挑戦が色濃く反映されています。1860年に創業した野口酒造は、長い歴史を持ちながらも1985年に酒造りを停止。7代目の現当主は、「いつか酒造りを復活させたい」との願いを込め、他の地元企業と連携して新たな取り組みを進めました。そこに東京農工大学からの支援が舞い込み、地元産のお米「さくら福姫」を使用した酒造りが実現したのです。

そんな中、フレンチレストランの「TERAKOYA」が酒粕を使ったスイーツ作りを始めたことで、偶然のうちにこの素晴らしいムースが誕生しました。