持続可能なまぐろ
2025-04-15 14:34:58

持続可能な海洋資源のために誕生した新しいまぐろ商品

初のMSC認証 まぐろ「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」



2025年5月1日、日本生活協同組合連合会(通称:日本生協連)が「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」を発売します。この商品は、コープ商品の中で初めてMSC認証(Marine Stewardship Council)を受けたまぐろを使用しており、持続可能な漁業を支援する一環として開発されました。

MSC認証とは?


MSC(海洋管理協議会)は、持続可能な漁業についての厳格な基準を定める機関で、持続可能な漁業を実現するために認証を行っています。現在、世界の海洋水産資源の62.3%が持続可能な状態である一方、37.7%が過剰利用状態に陥っています。この状況を改善するためには、適正な漁業管理が不可欠です。

エシカル消費の重要性


日本生協連は、「海のためのエシカル消費」を積極的に推進しています。MSC認証を受けることで、消費者は環境と水産資源に配慮した商品を選ぶことができ、自分たちの選択が海の未来に繋がることを実感できます。この取り組みは、次世代に美しい海を引き継ぐために重要です。

新商品「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」の魅力


「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」は、大型(40kg以上)のめばちまぐろを使用し、鮮やかな色合いと濃厚な旨みが特徴です。特に、延縄漁によって獲られたこのまぐろは、身質の良さと食べ応えを兼ね備えています。この商品は、日本生協連と水産物の輸入・加工・販売を行う株式会社マルハニチロオーシャンが共同で開発したもので、何度も試作を重ねて完成しました。

環境配慮の取り組み


日本生協連では、水産エコラベル付き商品の開発に力を入れており、2025年3月時点で70品以上がMSC「海のエコラベル」を取得しています。2021年には2030年に向けた目標を策定し、南への課題に真正面から取り組んでいます。具体的には、水産物を主原料とする商品の50%以上にエコラベル付き商品を供給することを目指しています。2024年度にはすでに17.0%を達成しております。

まとめ


新しい「CO・OP大ばちまぐろ切り落とし」は、持続可能な漁業を支えるために開発された商品です。海の恵みを未来の世代に残すため、私たちの選択が重要であることを再認識し、エシカルな消費を実践していきましょう。各生協によって取り扱いや販売時期は異なるので、ぜひお近くの生協で確認してみてください。今後も日本生協連は環境や社会に配慮した商品の普及を継続していく予定です。


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