令和の高校生の心にも響く安室奈美恵の名曲たち
2023年9月20日は、平成の歌姫・安室奈美恵さんのお誕生日です。彼女が引退したのは2018年9月16日ですが、実に7年の月日が経っても、その影響力は衰えることを知りません。最近行われた「ワカモノリサーチ」の調査によると、令和の現役高校生の55.9%が彼女の楽曲を「聞く」と回答しており、親子を超えた世代共通の音楽として位置付けられています。どのようにして高校生たちが安室さんの楽曲を知り、愛しているのか、その具体的な理由に迫ります。
安室奈美恵は時代を越えた存在
調査結果を見てみると、彼女の楽曲を聞くきっかけとして「親がよく聞くから」「母が車で流していた」という声が非常に多く聞かれました。また、「小学生の運動会で踊った」という人もいたり、ダンスを通じて安室さんの曲を知るというパターンもありました。親世代からの影響だけでなく、様々な場面で安室さんの曲が耳に残っているのが印象的です。
一方で、安室さんの曲を聴かないと回答した高校生もいました。「世代じゃないから聞かない」「曲を知る機会がない」という声が目立ち、時代を経て新たな音楽が生まれている中、安室さんが古い存在として捉えられていることも事実のようです。
好きな安室奈美恵の曲ランキング
続いて、安室奈美恵さんの楽曲の中で特に人気の高い曲をランキング形式で紹介します。現役高校生にアンケートを実施した結果、第1位に輝いたのは「HERO」で、20.6%が好きな曲として選びました。この楽曲は2016年のNHKリオデジャネイロオリンピックの放送テーマソングとして広まり、勇気や希望を与えてくれる楽曲として非常に人気です。「オリンピックで聞いて好きになった」という感想も多く、現役高校生の心に響く理由が良くわかります。
次に第2位に入った「Hope」は、フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』の主題歌。一緒にそのアニメを観ていた高校生からは、「ワンピースがきっかけで安室さんの曲を聞くようになった」という方が多く、アニメの影響力が強いことがわかります。さらに、カラオケで友達が歌っていたことがきっかけで知った人も多いようです。
第3位には「CAN YOU CELEBRATE?」が入りました。この曲は安室さんのシングル売上No.1の楽曲であり、特に結婚式の定番ソングとしても有名です。高校生たちは「歌詞がいい」とか「心に響く」という意見が多数寄せられており、結婚式のイメージも強いため、多くの人が結婚したくなると答えていました。中には将来の結婚式で流したいと考えている高校生もいるのが新鮮です。
他の人気曲も要注目
ランキングはこれだけに留まりません。第4位には「SWEET 19 BLUES」が入っており、TikTokなどのSNSがきっかけでファンを増やしているようです。ラッパーのカバーや映画『SUNNY 初恋の味』での流れによって新たなファン層を形成しています。
さらに「Don't wanna cry」や「TRY ME 〜私を信じて〜」といった曲も名前が上がっており、それぞれの世代での影響力を持つ見逃せない楽曲ばかりです。また、第6位の「GIRL TALK」や第7位の「Baby Don't Cry」も現在の高校生に響く楽曲として健在です。
安室奈美恵さんの楽曲は、時を超えて若い世代に人気があり、その理由や背景を探ることで、新たな発見がたくさんあります。いかにして世代を超えて愛される文化が生まれているか、非常に興味深いですね。
まとめ
令和の高校生たちは、親から受け継いだ楽曲や、仲間との交流を通じて安室奈美恵さんの楽曲に触れあい、心を動かされています。これからも彼女の楽曲が受け継がれ、さらなる世代の心を捉えることに期待です。今回の調査結果は、安室奈美恵さんが存在し続ける証拠であり、今後の音楽界においてもその影響力は計り知れないものとなるでしょう。