松本さんの挑戦
2025-11-17 15:40:50

若年性アルツハイマー型認知症の松本さんがSHIROに新たな風を吹き込む!

若年性アルツハイマー型認知症の松本さんがSHIROに新たな風を吹き込む!



株式会社シロが掲げる多様性の促進の下、最近若年性アルツハイマー型認知症を患う松本健太郎さんが新たにチームに加わりました。彼の入社は、病気を抱える人々がキャリアを諦めなくてもよい社会の実現を目指して行われました。シロは2022年にパラリンピック水泳選手の西田杏さんを採用して以来、さらに多様な背景を持った社員が活躍する企業を目指しています。

松本さんに注目が集まる理由


松本さんは北海道砂川市での生活を考えていた際、シロのブランドプロデューサー今井さんと出会いました。彼は松本さんの「笑顔」と「前向きな姿勢」に惹かれ、共に働くことを切望。代表取締役の福永さんも松本さんの採用決定の背景を語り、認知症の方も普通に働けることを伝えたいと考えていることが印象的です。

松本さん自身も、自身の状況を社会に広める使命があると感じており、認知症の早期発見と雇用機会の提供がいかに重要であるかを訴求しています。「認知症と診断されても雇用を拒否されず、できることを見つけてほしい」とのエールは、多くの人々に勇気を与えるものです。

「みんなの工場」とは


松本さんが勤務する「みんなの工場」は、子どもたちが創造力を育む場でもあります。精力的な製造工程の見学や「おしごと体験」を通して、働く楽しさを体験することができるのです。松本さんは「ほっかいどう希望大使」としても積極的に活動しており、認知症への理解を促進するため、希望の光となっています。

若年性アルツハイマー型認知症とは


若年性認知症は、65歳未満で発症しますが、松本さんが抱えるアルツハイマー型認知症は、脳内に蓄積される異常なたんぱく質が神経を破壊し、機能障害を引き起こす原因となることが指摘されています。2020年の調査によれば、日本には約35,700人の若年性アルツハイマー型認知症患者がいるとのことです。多くの方が就業機会を逸し、67%は仕事を失っている現状があるため、松本さんのような存在が必要です。

松本さんのメッセージ


松本さん自身は、病気にも負けず「働き続けられる」ことを証明したいと語っています。そして、認知症に関連するビジネスの在り方を模索している他企業にも参加してほしいと願っています。彼の取り組みは、ただの採用事例ではなく、社会全体に認知症に対する理解を広める重要な一歩です。

最後に、株式会社シロの取り組みと松本さんの影響力が、今後も多くの人々に新たな希望と勇気をもたらすことを期待してやみません。


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