ハワイの香りを自宅で楽しむ!ワイキキコーヒーの誕生ストーリー
ハワイの美しい景色や文化を自宅で感じられる商品の誕生は、多くの人々の心をつかむものとなります。株式会社ファンセンスが開発した新ブランド「ワイキキコーヒー」は、まさにそんな夢を実現した商品です。このコーヒーの背後には、喜びと苦難の物語が隠されています。
株式会社ファンセンスは、かつてハワイのお土産を日本に輸送し販売する貿易会社として安定した成長を続けていました。しかし、長期の契約を結んでいたメーカーから突然の取引終了宣言を受け、売上ゼロ、全員退職という危機的な状況に追い込まれたのです。すべてを失ったことで、「負けたままでは終わりたくない」という強い気持ちが生まれました。この思いから、新たな挑戦が始まります。傍らには、自らの経験と長年ハワイを見つめ続けてきた情熱が存在しました。
一からの再出発
失ったものは大きいですが、再始動するために彼らは「製造メーカー」へと転換を決意しました。特にハワイで人気の「コーヒー」に着目し、自らの力で製品を生み出す挑戦がスタートしました。このプロセスは決して簡単ではなく、コーヒーに関する知識や人脈、資金も不十分な状態からのスタートでしたが、着実な研究と試作を続ける中で、彼らの情熱に共感する人々の力も借りられるようになりました。
開発には約3年を要しました。世界中から選び抜いたコーヒー豆を使用し、200通り以上のブレンド比率を検討。後味が良く、雑味を減らすこだわりを持って最高級グレードの豆だけを厳選しました。独自のハワイの香りを感じさせるフレーバー開発にも力を入れ、ついに完成したのが「ワイキキコーヒー」です。自らの情熱の結晶であり、理想の一杯がついに形になった瞬間でした。
初お披露目と今後の展開
「ワイキキコーヒー」の初お披露目では、たちまち300個以上が販売され、商品が受け入れられる環境が整いました。さらに、2025年には阪急有楽町でのポップアップイベントも予定されています。その中で、多くの方に感謝の気持ちを伝えていきたいと考えています。
ハワイ情報マガジン「ハワイに住む」とのコラボで、全国のイオンにてエコバックプレゼントキャンペーンも実施。多くの人々から寄せられる関心は、無名のブランドであったファンセンスにとって大きな励みとなりました。そして、10月には特定のカフェでの先行販売を経て、定番商品としての流通も進められる予定です。
ワイキキコーヒーに込めた想い
「ワイキキコーヒー」は、ただの飲み物ではありません。忙しい日々の中で少しの幸せを感じられる「ギフトコーヒー」として誕生しました。キャッチコピーには「あなたの毎日に、ハワイをひとさじ」とあり、心をリラックスさせるための時間を提案します。ハワイの文化には、人々が自分の時間を大切にして生きる価値があり、その精神を現代の忙しい社会に届けたいという願いが込められています。
株式会社ファンセンスの杉本氏は、今後も新たなコーヒー開発に挑み続け、「心から誇れるコーヒーを作る」という使命を果たすことを誓っています。これからも、ワイキキコーヒーを通じて多くの人々に笑顔を届ける活動を続けていくことでしょう。次回の展開にも注目が集まる中、彼らの冒険はまだ始まったばかりです。