年内最後の試合を飾る福岡の逆転勝利の舞台裏

2025年12月28日（日）、福岡にて行われたB.LEAGUE 2025-26シーズンの試合で、ライジングゼファー福岡が静岡ベルテックスと対戦しました。この試合は、福岡が97-88で勝利し、年内最後の試合を素晴らしい形で締めくくる結果となりました。今回はこの試合の詳細と選手たちの奮闘についてお伝えします。

試合の流れと戦評

試合は第1クォーターから序盤から点の取り合いが続き、福岡は村上選手がまず先制点を挙げ、続いて狩野選手の3ポイントシュートが決まります。しかし、静岡も柏倉選手が外から応戦し、カロリーの高いファーストハーフが展開されることに。この傾向は続き、両チームの点数は拮抗したまま進行しました。

前半の終盤には、特別指定選手の下山選手がコートに登場し、驚異的なスピードを武器にして福岡の流れを変えました。彼は得点だけでなく、チームメイトへのパスも巧みにコントロールし、プロ初得点を挙げた際は、会場が一気に盛り上がりました。

後半の激闘

後半に入ると、下山選手が再びコートに立つことで、チームにリズムをもたらします。しかし、静岡に連続で3ポイントシュートを決められ、再び福岡は追う展開に。しかし、粘りを見せた福岡はアギラール選手や青木選手の3ポイントで反撃を試み、勝負は最後まで分からないまま進みます。

試合終盤、福岡のリード選手がブザービーターの3ポイントシュートを決めた瞬間、流れが一気に福岡に傾きました。その後もディフェンスを強化した福岡は、加藤選手のスティールや村上選手の計算されたプレーにより、見事に逆転し、最終的には97-88で勝利を手にしました。

選手とコーチのコメント

試合後、福岡の福島雅人ヘッドコーチは、選手たちの集中力と修正力を評価し、「年内最後の試合でいい形で終わることができて嬉しい。この勝利はお客様と一体になったおかげ」と語りました。また、下山選手に関しても「彼の力が流れを変えてくれた」とその実力を称賛しました。

一方、初出場の下山選手は「自分の役割を果たし、チームを良い流れに持っていけたことが嬉しい。次の試合でも貢献できるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。