金沢の新ベジカレー登場!食の多様性を叶える挑戦
観光地・金沢で、「食の多様性」に対応した新作ベジカレーが発表されました。株式会社ななほしが運営する「金澤ななほしカレー」から登場するこのカレーは、地域の魅力向上を図りながら、持続可能な社会へ寄与することを目指しています。新作の名は「カカオとナッツのごちそうカレー」。
新作カレーの開発背景
金沢という観光都市へは多くの人々が訪れますが、その中には食事に困るケースも少なくありません。旅行者は多様な食習慣を持っており、特にベジタリアンやグルテンフリーの方々にとって対応している飲食店が少ないことが問題となっています。
調査によると、日本国内のベジタリアン・ヴィーガン人口は約5.9%、動物性食品を控える「フレキシタリアン」は約19.9%、そして約6%がグルテンフリーの食生活を実践しています。これを合算すると、実に3人に1人が特別な食習慣を持っており、観光客の中の多くがそのための選択肢を探していると考えられます。
新作カレーの詳細
「カカオとナッツのごちそうカレー」は、五葷フリーでグルテンフリー、乳製品フリーなどにも対応。スーパーフードとして注目されるカカオとナッツを使用し、それにココナッツミルクやレーズンを加えた優しい味わいが特徴です。中でも、おからこんにゃくを代替肉として用いることで、エシカルな観点でも評価されています。
カレーセットの進化
「金澤ななほしカレー」の豆カレーは、オープン以来「誰もが楽しめる」をテーマにしています。辛さ控えめで消化が良いこのカレーは、年齢や食事に制約のある方も安心して楽しめる一品です。しかし、豆カレーだけでは限界を感じ、新作の開発に至ったのだといいます。
新作の登場で、今後は多様な食習慣により充実した選択肢を提供できることに期待が高まります。メニューには「金澤ななほしカレーセット」もあり、様々な味が楽しめるよう工夫されています。
メディア向け試食会の反響
7月22日には、メディアや観光関係者を対象にしたお披露目試食会が開催されました。参加者からは、「食の多様性」に対応する取り組みに共感を得る声が多く、観光地としての金沢のイメージアップにも寄与するとの評価がありました。特に、アレルギーや食習慣を自己申告できる仕組みが好評を得ており、スムーズなやり取りが可能になったことが「安心感」を増す要因にもなっています。
食文化への貢献とビジョン
「金澤ななほしカレー」は、食文化を豊かにするだけでなく、持続可能な社会に向けた一歩を踏み出しています。2024年の創業10周年を前にしたこの新作カレーは、金沢の魅力を一層引き立てる存在になることでしょう。
試食会の後、7月23日からは実店舗での販売も開始され、さらに市内のホテルで出張試食会も実施予定です。冷凍カレーも年内にオンラインショップで販売予定であり、さまざまな形で地域の食文化を支えていく意欲を感じさせます。
まとめ
食の選択肢がどんどん広がる中、「カカオとナッツのごちそうカレー」はその象徴とも言える存在です。金沢を訪れる際には、ぜひ揃った新しい味を体験してみてはいかがでしょうか!