生姜加工の新時代!自動化で実現する効率的な製造ライン
高知県香美市に本社を置く株式会社あさのは、1950年から生姜の加工と販売を手がけてきました。現在、年間約1万トンの生姜を扱う同社は、自動化の導入により、さらなる生産性の向上を目指しています。今回、前川製作所が提供するコンタクトフリーザー「Tak-Auto(タックオート)」の導入により実現した効率化の取り組みを詳細にご紹介します。
省人化と省力化を目指した背景
あさのは、これまで約3,000トンの生姜を手動で凍結していました。伝統的な緩慢凍結方式では、従業員が重い台車を運搬し、加工現場で3時間の過酷な作業を強いられるため、労働環境の改善が求められていました。特に少子高齢化が進む中で、人手不足への対応が急務となっていたのです。
「女性が中心となって現場を支えているが、重労働が大きな負担になっていた」と、松本氏は語ります。そこで、自動化を促進するために、Tak-Autoの導入に至ったのです。
Tak-Autoの導入による変革
Tak-Autoを導入することで、あさのは生産ラインの効率を大幅に向上させました。冷凍倉庫に入庫する必要がなく、凍結作業は自動で行われます。作業員は、製品の袋詰めや梱包を行うだけで済むようになり、作業環境が大きく改善されました。長野氏は「とにかく楽になった」と、導入後の変化を喜びます。
特筆すべきは、製品の品質が向上した点です。従来の凍結方法では、冷凍時に製品が膨張し、見た目が悪化することがありましたが、Tak-Autoによる連続凍結ではそれが解消され、段ボールに収まる際の仕上がりも綺麗です。また、解凍時のドリップ量も減少し、さらなる品質向上が実現しました。
環境意識と未来への展望
あさのでは、環境に配慮した取り組みも進めています。前川製作所の自然冷媒冷凍機「NewTon(ニュートン)」を導入したことで、フロンを使用しない冷凍環境が実現。松本氏は「環境に優しい選択が最善だ」と強調します。
将来的には、農家の端材や規格外品の処理にも力を入れ、それを価値のある製品に変えることでフードロス削減と農家の利益向上に寄与したいとの期待が寄せられています。さらに、新製品開発にも挑戦し、玉ねぎやジャガイモといった新たな製品ラインを展開する予定です。
結び
自動化と省人化を推進するあさのの取り組みは、高知県の豊かな風土が育む生姜をより多くの人々に届けるための重要なステップとなっている。株式会社前川製作所との連携を深め、イノベーションを続けるあさのの未来にますます期待が集まっています。今後の展開から目が離せません。