サンキョーミート、畜肉エキス事業を新たに開始！今後の展開に注目

サンキョーミートが新たに畜肉エキス事業を開始

この度、伊藤ハム米久ホールディングスの子会社であるサンキョーミート株式会社が、新たに畜肉エキスの製造・販売事業を始めることを発表しました。この事業は、食の多様化とともに需要が増加しています。

事業開始の背景と展望

サンキョーミートは鹿児島県志布志市に本社を構え、主に牛肉や豚肉の処理・カット、加工品の製造・販売を行っています。これまで、隣接する九州エキス株式会社に原料供給を行っていましたが、同社のエキス事業からの撤退を受けて、サンキョーミートが新しい事業に踏み出すことになりました。

2027年度のエキス製造工場の稼働を予定しており、これにより一貫して国産の原料を使用し、鮮度の高い製品を安定供給していく計画です。ラーメンスープや多様な加工食品への活用が期待され、今後の需要は堅調に推移する見込みです。

食肉商品の付加価値化

また、サンキョーミートは「中期経営計画2026」において、食肉商品の付加価値化を進めることを掲げています。この施策により、グループ内でのエキス事業を内製化し、バリューチェーン全体の価値を最大化させることを目指しています。エキス事業の開始により、さらなる生産効率と品質向上が期待されています。

地域への貢献と持続可能な畜産業

この新たな取り組みは、単なる利益追求ではなく、地域社会の発展や持続可能な畜産産業の実現にも寄与することが期待されています。副産物を有効利用することで、資源の無駄を減らし、環境に優しい製品作りに貢献していく方針です。

サンキョーミートは、製造業としての責任を果たしつつ、地域への雇用創出や経済活性化にも努めていく意向を示しています。これからの展開に注目が集まります。