「ほしがりやのクジラ」重版のお知らせ
動物絵本シリーズの中でも大人気の一冊、宮沢氷魚が翻訳を担当した『ほしがりやのクジラ』が、重版されることが決定しました。この作品は、英語圏を代表する作家レイチェル・ブライトと、著名なイラストレーターのジム・フィールドが手がけたもので、世界中で350万部以上が読まれ、43言語に翻訳されています。
魅力あふれる物語
本書のストーリーは、海の底に住むクジラのハンフリーが主人公。彼は自分の心を満たすものを探りながら広い海を冒険します。ハンフリーは様々なものを手に入れても、満たされることがありませんでした。そのうちに、ある日美しいサンゴ礁を見つけ、全てのモノを手に入れたいと思いますが、そこで出会った一匹のカニが「本当は何が欲しいの?」と問いかけます。この言葉がきっかけとなり、ハンフリーは自身の本当の気持ちに気づくことになります。
この物語を通じて、物質的なものよりも、心が満たされる本当の幸せとは何かを考えさせられます。子どもたちだけでなく、大人にとっても非常に価値のあるテーマが描かれています。
宮沢氷魚さんの翻訳
翻訳を手がけたのは、俳優の宮沢氷魚さん。彼にとって初の翻訳作品であり、作品に対する思いを「しあわせってなんだろう。ときどき考える時がある」と語っています。この言葉からは、物語のメッセージと共鳴するような深い感情が伝わってきます。
絵本の魅力
レイチェル・ブライトは、数々の賞を受賞した絵本作家であり、彼女の作品は子供たちに夢や希望を与えています。ジム・フィールドのイラストは、色彩豊かで臨場感あふれるもので、物語をより一層引き立てます。
書誌情報と発売日
本作『ほしがりやのクジラ』は、2025年3月27日の発売予定で、定価1,760円(本体1,600円+税)で提供されます。A4サイズで32ページ、全ページオールカラーの美しい本です。出版が待ち遠しい一冊ですね。
まとめ
この絵本は、単なる物語ではなく、私たちの心の内を映し出す鏡でもあります。宮沢氷魚が翻訳に加わることにより、物語は新たな深みを持つことでしょう。ぜひ手に取って、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。