未来の食を共創
2025-04-30 19:02:50

アジア発、未来の食を共創する「Sustainable Food Camp 2025」開催

アジア発、サステナブルな食文化の未来を見据える



2025年4月22日、マレーシアのゲンティンハイランドにあるResorts World Awanaで、アジア独自のサステナブルフードイベント「Sustainable Food Camp 2025(SFC2025)」が開催されました。このイベントには、9カ国から集まった97社の191名が参加し、未来の食文化におけるさまざまな課題への解決策を模索しました。

多様な参加者が集結


本イベントは、「Future Foods: Innovating Today, Sustaining Tomorrow」というテーマのもと、大手食品メーカーからベンチャーキャピタル、大学の研究者や行政関係者まで、幅広い分野の参加者が集まりました。それぞれの立場から食を通じた環境改善、健康アクセス、社会的責務について考える機会となり、数多くのプログラムが行われました。参加者は、最新のフードテックを体験したり、ビジネスピッチに参加したりと、意見交換が活発に行われました。

開会セレモニー


開会セレモニーでは、駐マレーシア日本国特命全権大使の四方敬之氏が登壇し、「サステナブルフードの浸透には一人一人の意識と努力が必要です。このイベントで国を越えた取り組みが広がり、次世代へつなぐ食の問題解決が進むことを期待します」と述べ、イベントの趣旨を強調しました。参加者たちは、食に関する未来のビジョンを共有し、サステナビリティを実現するためのアイデアを出し合いました。

共創型ビジネスピッチ


イベント後半では、ビジネスピッチが開催され、最優秀賞に輝いたのは、Ajinomoto (Malaysia) Berhad、Alphaswift Industries Sdn. Bhd.、Atoz CarbonCycle Platformの共同チーム。彼らは、二酸化炭素を420倍吸収できる微細藻類と、うま味調味料を融合したカーボンネガティブな商品開発に取り組んでおり、次世代の食文化を刷新する可能性を秘めています。このピッチで彼らはUSD 5,000の賞金を手にし、他のチームもそれぞれの賞を受賞しました。

閉会セレモニーと集合写真


最終的に、受賞したチームだけでなく、全参加者が未来のサステナブルな食の共創を求めて集合写真に収まり、イベントの幕を閉じました。このように、SFC2025は参加者同士のネットワーキングの機会を提供し、国際交流を通じた新たなプロジェクトの種をまく場ともなりました。

プレツアーの実施


SFC2025の前日である4月21日には、希望者を対象にプレツアーが実施され、ドローン農業を展開するAerodyne社の農場や、プラントベース食品製造のNanka社の工場などを視察する機会を得ました。最新のスマートアグリ技術や、ハラル食品の製造プロセスについて学ぶことができ、参加者の知識が深まりました。

未来へ向けた展望


Sustainable Food Asia株式会社は、サステナブルフードを単なるトレンドとしてではなく、未来の社会を支えるための重要な技術と位置付け、国や業界を越えた共創の場としてこのイベントを進化させていく考えです。これからも未来の食について考え、行動する機会を提供していくことでしょう。今後の展開に期待が高まります。


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