シニア世代の健康意識と子世代の不安を探る調査結果
本調査の概要
株式会社ニッスイが実施した「親の健康と自身の健康意識に関する調査」では、全国のシニア世代(60~70歳代)とその子世代を対象に、健康意識について深く掘り下げました。この調査はWEBアンケート形式で行われ、500名の別居する親を持つ男女が参加。調査は2025年の年末年始に行われました。
親の老いを感じる子世代の現実
驚くことに、調査においてシニアの親に対し8割以上の子世代が老いを感じていると回答しました。具体的には、約3割が「とても感じる」とし、約5割が「感じる」と回答。帰省頻度や親に対する見た目の変化についても同様にネガティブな意見が続出しました。年末年始に親に会って感じた変化として、白髪やシワ、体型の変化を挙げ、身体的な衰えについても不安が広がっています。
筋力・体力の低下に対する懸念
親の健康状態について最も多く心配されていることは「筋力・体力の低下」で、約半数の子世代がこの点に懸念を示しています。さらに、フレイルのリスクも意識されているものの、実際に転倒や怪我を経験した親は少数派であり、認識と実態にはギャップが見られます。
運動習慣の実情
また、約半数の親が何らかの形で運動を習慣としており、多くが有酸素運動(散歩など)を選んでいますが、筋トレなどの無酸素運動を行っている親はわずか2割程度。これは、筋力低下を防ぎ、フレイルリスクを軽減するためには重要な課題です。
老後についてのコミュニケーション不足
興味深いことに、親に老いを感じる一方で、老後について親と話し合ったことがない子世代は過半数に達します。その理由には「親はまだ元気だから」との意見が多く、話す必要性を感じつつも実際には行動に移せていない現状が浮き彫りとなりました。
フレイルの認知度
フレイルについての認知度も低く、約8割の子世代がその意味を理解していないとの結果が出ています。この概念は、適切な介入によって生活機能の維持が可能なため、もっと広める必要性があります。
自身の健康に対する不安
加えて、子世代においても健康面での将来に対する不安が8割以上を占めています。その中でも「病気や怪我」が半数を超え、経済的負担や介護といった問題も懸念されています。しかし、こうした不安に対して何か対策を講じている人は1割未満という実態があります。
ニッスイの取り組み
ニッスイは、シニアの健康を支えるために「スケソウダラ速筋由来タンパク質」の研究を重ねており、これが筋肉の維持・向上に寄与すると期待されています。速筋を増やす効果があるため、フレイル予防にもつながります。親とのコミュニケーションで、筋肉の重要性について話題にすることが、健康を意識するきっかけになるかもしれません。
まとめ
シニア世代の健康意識やフレイルに関する認識を深めることは、子世代にとっても重要です。今後の健康に向けて、親との対話や適切な運動習慣を築くことが求められています。ニッスイは、皆様の健康を支える研究を進め、健やかな生活の実現に努めていきます。