メンズビギ、創業50周年を祝って特別コレクションを発表
メンズアパレルブランド「MEN'S BIGI」が、2025年に創立50周年を迎えます。この記念すべき年に、ブランドの創業者である菊池武夫氏との特別なコラボレーションが実現しました。1973年に彼が立ち上げた「ビギ・メンズ」が、1975年には独立して「株式会社メンズ・ビギ」となり、その後は日本のメンズファッションシーンを牽引してきました。2025年4月には株式会社ビギとの合併を予定しており、さらなる挑戦が期待されています。
菊池武夫氏との再コラボ
菊池武夫氏が再び「MEN’S BIGI」に関わることになり、彼の手による新しいコレクションが披露されます。70〜80年代のアイテムを現代の視点で再解釈し、ブランドのアイデンティティを未来へとつなげる試みとなっています。このコレクションでは、男性・女性ともに着用可能なジェンダーレスなスタイルが強調されています。
ジェンダーレスな魅力
新作コレクションの魅力は、男女問わず着こなせるスタイルにあると言えます。公開されたLOOKにおいては、男性と女性それぞれのモデルが起用され、時代の流れを生かしつつも、現代のライフスタイルにしっかりとマッチするように内容がアップデートされています。また、70年代のムードを巧みに取り入れたシルエットや素材使いが特徴的です。
洗練されたジャケットとパンツ
コレクションには、特に注目すべきアイテムがあります。例えば、1974年のドラマ『傷だらけの天使』で萩原健一氏が着ていたジャケットを、菊池氏が現代向けに再解釈したものです。ダブルブレステッドデザインがその特徴で、肩幅は余裕があり、ウエストは軽やかにシェイプされています。パンツもツータック仕様で、ビギならではのリラックス感が感じられ、スタイルに脚長効果をもたらします。このジャケットは、尾州産スーパー120'sウールを使用しており、上品な光沢としなやかさが現代のラグジュアリー感を強調しています。
特別なスタジャン
また、50周年を記念した特別なスタジャンも登場します。これも菊池武夫氏の手によるもので、1980年代のシルエットを忠実に再現しながら、現代的な街並みにも映えるデザインとなっています。ウールの〈クレーターメルトン〉を使用し、牛革の贅沢な仕様が特徴です。デザインには過去を思い起こすエッセンスが取り入れられていますが、新しさも感じられる仕上がりです。
ポップアップイベントの開催
さらに、この特別コレクションのローンチを祝して、ポップアップイベントも開催される予定です。代官山T-SITEでの開催が決まり、来場者はコレクションアイテムを実際に手に取り、試着できる貴重な機会です。俳優・安藤政信氏による写真展示も同時に行われ、スペシャルなイベントとなるでしょう。
今後の展開
その後、渋谷PARCOや六本木ヒルズでも別のイベントがスケジュールされています。さまざまなコラボレーションアイテムや展示会を通じて、多くの方にメンズビギの魅力を体験していただく機会が提供されます。
メンズビギが半世紀にわたる歴史を背景に、新しい挑戦を続けている姿勢には、ファッション界でも注目が集まっています。これからも、彼らの展開から目が離せません。